HOME > 過去の話題(2000年)

過去の話題

1998年〜2004年までの日記(のようなもの)です。
 現在、更新はブログにて行っています。

2000年12月25日 体調

近頃、胃の調子が悪い。大方、ストレスによるのだろうが、胃の中が荒れているようで、痛みはそれほどないが気持ちが悪い。食べ物もそれほど食べられず、痩せそうな勢いだ。思えば今年もいろいろなことがあった。久しぶりに休暇を取ったがその時間の進み方の遅さに戸惑う。ここ最近はなかなか忙しかった。体調を崩すのも当然かも知れない。睡眠時間は平均で4時間だった。年が明ければ、と願いたいところだが、実際には最後の難関、後期テストが待ち構えている。これを無事に突破してようやく新世紀といったところか。なんとなく大学受験を終えたときの頃が想起される。あれから僕は進化したのだろうか。まずは、年内に整理しておきたいところを整理したい。気持ちよく21世紀を迎えたい。何もかも抱えていてはその重みに潰されてしまいそうだ。

2000年12月11日 サイト移転

サイト移転。データを単純に移転するだけなら問題はない。FTPソフトの設定さえ済ませれば簡単にできる。CGIのソースやパーミッションの設定変更は若干面倒だが、それほど時間はかからない。しかし、アドレス移転に伴う連絡が大変であったりする。とりあえず検索サイトへの通知は済ませたが、個人サイトへの連絡はまだしていない。(申し訳ありません)個人でもドメインを取得することが簡単にできるようになり、料金もさほど高くない。サーバーも共有ホスティングなら月に数千円と手軽になってきた。ちょうどその時に利用していた環境が割高だったこともあり、独自ドメインでの運営へと乗り出したわけだ。当然ながら、環境が変わって戸惑うこともある。例えば、従来の環境はSSIが特に制限なく利用できた。しかし、この新しい環境においてはexecコマンドが利用できない。セキュリティに配慮してということだが、シェル環境もない。もちろんサービスに不満なら乗り換えればいい。ただ、現状として大きな問題ではないのでこの安心感をもって満足している。(お手数ですが、リンク先、もしくはブックマークの変更をお願いいたします。)

2000年11月24日 時間

何故、一日は24時間なんだろう、と思う。むろん、解答は承知の上だ。例えばもし、あと6時間多かったのなら、ゆとりある生活を満喫できただろうとも思う。時間が大変貴重に思えてきた。ちょうど卒業論文を執筆中である。その締め切りが刻一刻と迫ってくる。そして、他にもやらなければならないことは沢山ある。人間追い詰められると削れる部分を徹底的に削るものだ。つまり睡眠時間だ。文章を書くことには大して問題はないが、睡眠不足の状態での執筆は危険だ。卒業論文というだけあり、テーマがテーマである。頭の中は既に理解不能に陥っている。無理に捻出した語句は読み手までも理解不能に陥らせるだろう。机で眠りかけては眼を擦る。その繰り返しだ。学術的なテーマで眠くなるのは情けないが、心と体はいたって正直である。さて、冒頭のテーマで考えてみると、結局のところ、たとえ時間が増えたとしても、それに合わせた生活を送るのであるから、やはり不足感は付きまとうのかもしれない。例えばサマータイムを導入している国があるが、その事情を考えてみても一目瞭然だ。つまり、明日に多大な希望を抱きながら眠っていく。明日に課題を残し、何かに追われながら。

2000年11月20日 デジタルカメラ

いろいろとデジタルカメラを探してみた。デジタルのメリットは従来のフィルムカメラと違って、気軽な感じで利用できる点にある。現像に出す手間やコストもかからないし、コンピュータ上での管理も簡単にできる。メモ程度の利用にも威力を発揮する。そこで、僕自身は映像の記憶メディアとして捕らえている。さて、機種も様々だ。おもちゃ感覚の廉価なものから本格的な一眼レフタイプまで多種多様である。僕の場合、印刷することは視野に入れていないので200万画素もあれば充分だし、100万画素でも正直充分ではないかとも思う。まったくのカメラ素人には一眼レフは大袈裟すぎるし、価格も気になる。というわけで、Canon の IXY DIGITALを購入した。211万画素光学2倍ズームのコンパクトサイズ機である。本当に小さく携帯に便利だ。タバコの箱ぐらいのサイズでポケットにも入るし、ロングストラップで首から提げてもいい。同レベルの機種と比較すると割高感があるが、そのサイズとデザインに魅せられた。メディアにはコンパクトフラッシュ(8MB)を採用しているので、PCカードアダプタ経由でノート型パソコンなどに簡単に取り込める。PCカード経由でなくともUSB接続も可能だ。これには別売のキットが必要だが、同時に購入した。肝心の画質はどうか。これまで、デジタルカメラを利用したことはなかったので他機種との違いはわからない。けれども、かなり鮮明なことは確かだ。人物の場合、肌の質感や髪の毛の一本一本まで把握できる。もちろん、画像のサイズは大きくなるが、これはあとからでも調節できる。あとは、バッテリの持ち具合だろうか。初めてデジタルカメラを使う身としてはバッテリの消費の速さに驚かされる。なお、この機種は通常の乾電池ではなく、専用のリチウムイオンバッテリを採用しているので、電池がなくなったら買いに行けばいいという利便性はない。ただ、リチウムイオンの特性上、こまめに充電することが可能なので、充電作業を怠らなければ、それほど困ることもないだろう。また、連続していろいろと撮ったり見たりしているとボディが熱くなる。もちろん、火傷するというほどではないが、やはりデジタル機器の特性か。さて、この IXY DIGITALだが、持ち歩くのに非常に便利だ。カバンに入っていても、ポケットに入っていても邪魔にならない。小さすぎて撮影しにくいということもない。絶妙なサイズだ。まさに「シャッターチャンスは逃さない。」

2000年11月5日 ポストペット

さて、この度So-netのe-Couponがかなり貯まってきた。いわゆるポイントサービスで利用した額面に応じてポイントが加算される。これを1ポイント=1円に換算してオンラインショッピングに利用できるというシステムだ。また、新規会員を紹介すると1000ポイントもらえるため、僕もすでに2人ほど紹介した。つまり、2000ポイントとちょっと貯まっているわけだ。とはいえ、e-Coupon対応のショップはさほど多くはない。しかも2000円程度で買える商品となると数は限られてくる。そんな中、ポストペット関連グッズを販売するポストペットプロダクツストアには安価なものから高価なものまで取り揃えている。とりあえずこれを利用することにした。さて、では何を購入しようか。しばらく商品を閲覧し考えた末、ぬいぐるみを買うことにした。もうしばらくすればクリスマスシーズンだ。プレゼントとしても良いし、僕自身ポストペットのキャラクターは大変気に入っている。あのピンクのクマのとぼけた表情はなかなか良い。なごみ系のグッズが置いてあるだけで、この殺風景な部屋の印象も変わるだろう。早速、ぬいぐるみの中からショートボアMサイズを選んで購入ボタンを押した。ところが、ネットの接続状態が悪かったため、最後のページまで辿り着けなかった。とりあえずは送信されたようで確認メールが届き、後ほど Smash決済を完了させた。そして現物が届く前に、実際の商品をmixという店舗で見てきた。幸いにして横浜には、「そごう」と「ジョイナス」さらに「ワールドポーターズ」などに店舗がある。見てみると結構大きい。SSサイズでも良かったかなと思ったが、これはネットでは売り切れだったのだ。なるほどと頷きながら(?)その場を後にしたのだが、帰宅したら何ともう届いていた。素早く届けるのはメールだけではない、ポストペットおそるべし。しかし、突然かわいらしい大きな箱が届いたことに家族は騒然としたようで、あれこれ思案を重ね、重さを確認し、中身を想像したそうだ。まさか、ぬいぐるみだとは思わなかっただろう。女性向きのパッケージングである。贈り物には最適だ。というわけで、モモのぬいぐるみが部屋の中に居座っている。鮮やかなピンクが部屋を明るくするものの、ちょっと違和感もある。とりあえず、ちょっとリッチな気分を味わって買い物ができたことでよしとしよう。ぬいぐるみまでネットで購入できるとは不思議な気分だ。

2000年11月5日 モバイルギアのテキスト入力環境

さて、ここ最近モバイルギアを様々な環境で利用している。どこであっても瞬時に起動し、すぐに使えるこの環境は大変便利だ。メールの確認も比較的スムーズで、ケーブルを携帯電話と接続する手間を除けば不満はない。僕はテキストエディタとしてPocket WZ Editorを利用しているが、これについているPocket WZ Mailというメールソフトを主に使っている。CE用にしては珍しく三分割表示が可能、つまり表示の面でデスクトップ環境に近いのである。設定は若干ややこしいがメーラーとしての機能に不足はない。しかし、何よりもこのテキストエディタの出来がよい。テキスト入力環境が整っているということは、かなり大きな強みになる。というわけで、実際にこのエディタを利用してこの文章を叩いている。キーボードは若干小さいが、慣れればそれほど気にはならない。ただ、打ち間違いは起こる。電源ボタン付近で特に違和感を感じるのだが、デリートキーの右に電源ボタンがあり、その下にバックスペースキーがある。このキーは多用するだけに誤って電源を落としてしまうことさえある。むろん、電源を切っている状態は「サスペンド」という扱いなので編集中のデータが消失することはない。それよりもデリートキーがバックスペースキーよりも左にあるために、打ち間違えてしまうことが多いのだ。つまり、本来削りたかった方向と逆の方向を削ってしまう。これは大きなストレスになる。とはいえ、配置的には問題ない。ノートパソコンを利用している人にとっては自然な配置だろう。しかし、デスクトップパソコンの標準的なキーボードの場合、バックスペースキーの右下にデリートキーがあるので、その感覚で打っていくと指が戸惑うわけだ。そして僕はカナ打ち派である。ローマ字で打つとかなり遅くなる。わざわざ2倍打つ必要もないだろうとキーボードを覚えた当初からカナ打ちを続けてきた。確かにウィンドウズ環境において、カナ打ちはいろいろと不便なことも多いが、それでも文字だけを打つに不足はない。モバイルギアでは多少右下のキーが狭くなっているが、それも大して影響はない程度だ。このコンパクトさでカナ打ちが可能な環境は有り難い。

2000年10月24日 パソコン掃除

年月は経ち、マイ・コンピュータも大分汚れてきた。静電気によって付着した汚れはなかなか落ちないのだ。室内の埃には気を使っているが、それでもゼロにできる訳ではない。そして静電気によってこの埃が吸い寄せられる。知らず知らずして変色していくのである。モニタの筐体に黒く斑点のように汚れている個所がある。テレビの画面に付着するような黒い埃が付着したものだ。これは水拭き程度ではなかなか落ちない。以前消しゴムで消えるという話をこの欄で書いたが、消した後のカスの処理が面倒なため、あまり現実的ではなかった。そこで、超極細繊維のスポンジを購入してみた。テレビ通販などでも取り扱っている有名な商品なのでご存知かもしれない。要するに普通のスポンジでは入り込めないミクロの隙間に極細繊維が入り込んで汚れを掻き出すという図式である。1個300円程度で売られていたのを購入した。このスポンジ、原理的には消しゴムに近い。使っていくうちにスポンジ自体も削られていく。水に濡らして軽くこするだけで汚れは落ちる。洗剤が不要という点がOAの掃除には有り難い。もちろん、他の用途にも利用できる。というわけで結論を待つまでもなく、あっという間に綺麗になった。深夜番組のテレビショッピングのおかげか。

2000年10月18日 携帯電話

携帯電話の着信メロディはどんどんと進化している、と思う。つい最近まで3和音が珍しかったような気がするが、すでに16和音で音色も選べる。ちょっと前に着信メロディ専門の作曲家が街に蔓延っていたが、ひょっとしたら数年後には本物の音楽プロデューサーが着信メロディまでもプロデュースする時代になるかもしれない。全くの憶測だが。その16和音可能な携帯電話の音源にはFM音源を採用している。人工的な音だが、非常にシャープで金属系の発音は強い。リアルな表現とは言えないが、雰囲気は伝わってくる。最近ではPCMサウンドも再生できるようになって、犬の鳴き声や人の声なども着信音とすることが可能だ。しかし、どこでも音楽を奏でるツールとして携帯電話を見てみると不思議な感がある。今までの一般的なスタイルであれば、ヘッドフォンを耳に差し込み、外界を遮断した上での音楽再生であったのが、外界の中で平然と音楽を奏でることが当然という流れがある。もちろん、音楽に限ったことではない。大声で電車の中で通話する彼らの会話内容は一方通行で筒抜けだ。恥ずかしいという感情が薄れてきているのかも知れない。厚底の靴を履いてヨチヨチ歩いてスッテンと転ぶ彼女らも。今時、携帯電話を持っていない人を探すのが難しくなってきた。逆に言えば、電波が届きさえすれば必ずその人にコンタクトが取れるわけで、大変便利とも言えるし、うざったいとも言える。結局のところ、最後に笑うのは携帯電話会社か。

2000年9月30日 椅子

僕の机の椅子が壊れてしまった。もともと机を買ってきたときに標準で付いてきたものなので品質は期待していなかった。そして事実、座りにくかったのだ。何となく背もたれと座面の角度に違和感があって、けれど仕方なく毎日使っていたのである。ところが、金属の溶接部分が甘かったらしく、ついに崩壊してしまった。年数的には結構経っているので「引退」とした。修理するにもメリットがない。さて、困った。机の前には毎日座るものだが、その座る対象がない。とりあえず応急処置として昔使っていた椅子で代用することにした。この椅子、座った感じは良いのだがクッションがだいぶ凹んでいる。しかも、あちこち錆付いているために調節用のネジが動かない。つまり、解体できないので捨てずにいたのだ。ただガス圧レバーは動くので高さの調節はできる。しばらくはこれを使うことにした。最近、欲しい椅子がある。一般的なオフィスチェアだが、寄りかかると背もたれがそれに応じて後ろに傾くやつだ。口で説明するのは難しいが、なかなか座ったときの感覚がよい。それほど高いものではなかったが、持ち帰るのが面倒であるしと断念してきた。また、高い椅子となると14万円というのもある。さすがに座った感触は素晴らしかった。人間工学に合わせて作られていて、名前はなんといったか忘れてしまったが、将来的には是非これに座ってみたいと思ったぐらいだ。しかし、しばらくはこの古い椅子にクッションでも乗せて使うことにしよう。時間と財布と感覚の妥協点が見つかるまで。

2000年9月24日 WindowsCE で MP3続編

ついに(!?)Windows Media PlayerのH/PC版がダウンロードできた。一応、解説しておくと、これはWindows CE上で動くMedia Playerである。ハンドヘルドPC上でMP3やWMA形式の再生が可能だ。このソフトがリリースされてから、しばらくダウンロードできなかったのだが、それをようやく落とせたわけだ。まだ日本語版は無いようなので苦手な英語版だが、さっそく導入してみた。やや派手な画面だが問題なく動いている。対応のスキンがあれば画面のイメージを変えられるようだが、どうしたらいいかはよくわからない。とりあえず、使っていくうちに何とか覚えるだろう。ただ、前回のコメント同様、内蔵スピーカーでは聴けるレベルではない。最近話題のPocketPCなどのように、持ち歩くことが容易な製品においては、音楽が聴けるというのはメリットだろうが、ハンドヘルドPCで音楽を聴きながら歩くというのはあまり現実的ではない。しかし、音楽再生という新たな軸が加わることにより、その奥行きが増すことは事実だ。

2000年9月21日 WindowsCE で MP3

Windows Media PlayerのH/PC版もリリースされたようだが、何故かダウンロードできなかった。理由は不明だが、落とせたという話も聞く。これは後の課題とすることにして、とりあえず MP3をH/PCで聴くことにしたい。さて、その MP3を再生するソフトウェアだが、UtopiasoftのHUM MP3 Playerが有名な存在だ。もともとはシェアウェアのようだが、現在は無料になっているようでトップページにライセンスキーが記載されている。苦手な英語のページなので解読に時間がかかったが、どうやらこのキーを入れることでフルに利用できるようだ。なお、僕のモバイルギアは本体メモリが圧迫されているため、プログラムのインストールはコンパクトフラッシュへと行った。プログラムのファイルサイズは差ほど大きくはないが、再生する MP3ファイルを保存するにはコンパクトフラッシュでないと厳しい。どうせなら一緒にしてしまったほうが都合が良いわけでCFに入れたわけだ。インストール作業は難なく終了し、さて MP3ファイルの転送だ。正直なところ、シリアルケーブルを通じてのファイルの転送は遅い。遅すぎると言ってもいいぐらいだ。一曲転送する間にコーヒーを一杯は飲めてしまう。10曲を転送するのなら10杯のコーヒー、これでは体に悪い。となれば、PCから直接CFを扱える環境にしてしまえばいい。いろいろなメーカーからCFドライブが発売されている。しかし、予算の都合上、贅沢は財布の敵だ。さて、再生してみた。内蔵のスピーカーでは音が割れる。BGM程度であれば聴けるレベルだが、これでは本格的に聴く環境ではない。イヤホンジャックがあるのでこれで聴けると思うのだが、対応のイヤホンが無いので確認はしていない。Utopiasoft…http://www.utopiasoft.com

2000年9月6日 ISDN

ついに我が家もISDNへ。とはいえ配線が面倒である。二階にパソコンがあるのでそこにターミナルアダプタを置くと、一階の電話機へ向けて更に一本引かなくてはならない。ついでに弟もインターネットを始めるというので、さらに配線が必要になる。うーん、と頭を抱え込んでいたところNECのワイヤレス式のTAを見つけた。これならスッキリと解決するはずだ。というわけで、通常の親機と子機のセット+子機もう一台という組み合わせで購入した。子機を2階のそれぞれの部屋に設置し、親機を1階の電話機のところに設置するわけだ。しかし、何やら子機の増設にはIDの設定が必要であるらしく、販売店でやってもらった。ところが、子機1台は認識するものの、もう一台の子機からでは繋がらない。増設した子機の方が使え、セットになっていた子機が使えない。よくわからないので販売店の人に後日来てもらうことにした。それまでの間、僕の環境はISDNで繋がるが、弟のほうはプロバイダ契約もまだなので後回しである。さて、このISDNの速度だが、あまり体感差は無い。僕が鈍いだけかも知れないが、ちょっと速いかなという程度だ。無線だけに効率問題もありそうだが、専門家ではないので何ともいえない。しかし感動的なのは、接続するまでに要する時間が短いということだ。今まで、モデムがピーガーやっている時間が長いために、こまめに接続することは無かった。その接続までの時間を考慮に入れた上で、例えば朝、時間の無いときなどメールをチェックすることなど無理だったのだ。そして、今まで使ってきた1階から2階への電話線を親機のアナログポートに接続してモバイルギアのモデム用に使うことにした。正直なところ、僕がモデムを使えば子機一台だけで問題は無いわけだが、それでは勿体無い。しかし、この製品に付属してきた説明書は非常に難解だ。僕は通信関連用語には弱いのだが、まるで苦手な英語を読んでいるかのように、何か手引きがないと理解が難しい。眠らないように注意しながら、マニュアルを片手に、そしてやっぱり深い睡眠に落ちていくのだった。

2000年9月1日 クルマ生活

最近、ほぼ毎日クルマを運転している。バイト先までの道のりを往復するのだが20キロほどある。バイトの時間は夜なので、ヘッドライトは常に点灯して走行している。しかし、ついにライトが切れた。さっそく翌日、近所の整備場へと出向き、電球を取り替えてもらった。素人には種類や型番などさっぱり分からないから頼りになる。価格もリーズナブルだ。しかし、そこまで行くのにこの炎天下である。僕のクルマにはエアコンが装備されているが、全く涼しくならない。そればかりか熱風が吹き出すのである。ガスをチェックしてもらったが、不足しているわけではないとの回答だ。それではどうしようもなく昼間は運転を控えてきた。修理に出そうにも毎日クルマを必要としているわけで、たとえ数日でも預けるのは困る。仕方なく、運転するときは窓を開けて走行していたのだ。停車したときのアスファルトから照り返す熱はたまらない。背中がじとじとし、意識は朦朧とする。しかし、これはどうにかしたい。インターネットで検索してみた。ガス以外にもエアコンの効きが悪くなる原因はあるようだ。しかし、僕のクルマの場合、エアコンをオンにすれば反応があるのだ。ウィーンと音がして、エンジンの回転数が上がる。となれば、本当にガスは入っているのだろうかという疑いに変わる。入っているように見えて実は入っていないのではないか。全くの素人であるからこそ出た発想かもしれないが、とりあえずスタンドで強行的にガスを入れてもらった。すると予想は的中し「あまり入っていなかった」との結論が出たのである。車内が涼しくなることを夢にまで見た自分だが、これで夏の昼間の走行が可能となった。願わくは他の個所で不良が出ないことだ。クルマって意外と大変だなぁと思った次第である。

2000年8月31日 続・WindowsCE

モバイルギアとPCを接続し、ファイルを同期させる。さらにPC上からモバイルギアのファイルを操作する。これは大変に便利な機能である。何よりCEを意識することなく扱えるのが有難い。これらは付属のActiveSyncというソフトウェアによって可能となる。CEにケーブルを挿せばすぐに認識され、自動的に同期を行うのだ。今まで苦労してきたデータの交換をすんなりと行える、さすがである。ところが、シリアルポートは1つしかない。既にMIDI音源用のシリアルケーブルが繋がった状態である。つまりモバイルギアと接続するにはこれを外さなければならない。非常に便利な機能のために不便な環境となってしまったのだ。これは当然、解決しなければならない。LANを組むという手段もあるが、少々煩雑だ。簡単な話、シリアルポートを作ればいいだけのことである。そうしてパソコン店を徘徊していたら便利なものを見つけた。アイ・オー・データ機器から発売されている「USBシリアル変換ケーブル」である。その名の通り、USBをシリアルポートに変換してくれるのである。値段もお手頃であった。結果としては問題なく利用可能だった。USBならではの手軽さと言えよう。従来のシリアルにはMIDI音源を接続し、新しいシリアルにモバイルギアを接続した。さて、僕のモバイルギアはメモリ不足気味だ。さすがに16MBは少ない。プログラム実行用とデータ記憶用を共有しているため、快適な動作のためにはデータの記憶量を減らすしかない。今のところ限界と言うわけではないが、これではデータを持ち歩こうにも持ち歩けないのだ。そこで、増設用のメモリを探してみた。純正品の他、アドテックからも発売されている。しかし、残念なことに「売り切れ」であった。そうなれば、保存メディア、コンパクトフラッシュを買えばいい。とりあえず、財布の事情を踏まえて48MBのものを選んでみた。おそらくこれだけあれば足りるだろう。そうして財布を軽くした結果、環境は整いつつある。あとはメモリを増設すればより快適になるだろう。とりあえず、しばらく様子を見た上で判断したい。なかなか投資のいる世界である。

2000年8月23日 WindowsCE

先日、NECのモバイルギアMC/R430を購入した。いろいろとカタログを集め、スペックを見比べての購入だ。この機種は上位のR530と基本性能は変わらないが、モデムや外部ディスプレイへの出力機能などが付いていない。そのかわり価格が手頃であるというコストパフォーマンスの面で優れている。今までシャープのコミュニケーションパルというザウルスを元にした電子メール端末を用いていたが、液晶画面が見にくいのと接続に携帯電話のみという点が気に入らなかった。使いやすさはあるものの、インターネットブラウザも携帯電話からの接続では非常に遅い。そこでメール受信専用端末となっていたわけだが、これからの卒論執筆のため、図書館からも打てる本格的な端末が必要になってきた。このR430はカラー画面、バックライト付きと見やすく、本格的なキーボードが付いている。このおかげでサイズはちょっと大きいが、一般的なノートパソコンよりは小さく軽い。ただ、携帯電話の接続ケーブルは付属するものの、モデムが付いていない。そこでモデムカードも同時に購入した。さて、使用感だが、少々設定がわかりにくい。慣れてしまえばどうって事はないが、初めて使う場合はマニュアルの解読が必要だろう。一度設定が済んでしまえば後は快適、さすがに動作は機敏だ。必要なソフトもパソコンと連携させて簡単にインストール可能だ。メールソフトも好みに合わせて選択できる。ところが、メモリが少ない。プログラム実行用とデータ保存用のメモリがあわせて16MBというのは結構苦労する。増設用のRAMを買おうか、コンパクトフラッシュで乗り切ろうかと考えているところである。インターネットエクスプローラはネット上の評判どおり、なかなか不満だ。何よりも動作が遅い。NECが付けてくれたNetFrontの動作と比較すれば一目瞭然、ところがNetFrontも完全ではない。メールソフトはMGメールがなかなか使えそうだが、まだ未知数だ。ポストペットを使おうにもポストペット用のアカウントは1つである。パソコンの設定をそのままCEに引き継いだらペットも移動できたが、さてどうしたらよいものか。幸いなことはCE用のソフト結構あるということだ。ユーザーがそれを選択できる環境こそ、このCE機のメリットだろう。パソコンとの連携も実に快適だ。パソコンからCEのファイル操作も簡単にできる。目標はこれでホームページ編集、FTPを行う環境を整えること。編集はテキストエディタがあればいい。FTPはシェアウェアがある。そしてメモリを増設。まだまだ、投資が必要そうだ。

2000年8月3日 浜松。

来年の就職先のイベントで浜松に出かけてきた。朝6時という大学生には驚異的な時間(?!)に起床し、電車に乗り込む。新幹線に乗り換えて1時間半ほどで浜松に到着する。時間的にはそれほど遠い距離ではない。ただ、通うとなると覚悟のいる道のりだ。浜松に到着したのが9時半過ぎ、そこから電車を乗り換え5分程度で目的の駅へと到着する。さて、電車で会ったメンバーと一緒に来客会館を目指す。僕の就職予定先はヤマハ株式会社である。ここの本社工場へと足を踏み入れたわけだ。浜松は最終面接以来だから3ヶ月ぶりになる。ヤマハというと発動機?と聞かれることも多いが、楽器のほうである。そんなわけで日程にはグランドピアノ工場の見学も組み込まれている。来客会館で知っている顔を発見し、声をかけた。ところで、ヤマハには「サイレント・アンサンブル・プロ2000」という新作ピアノがある。そのデモを間近に見たわけだが、今までのピアノの常識を覆すピアノとでもいうべきか。シルエットは普通のグランドピアノだが、素材や中身は極めて斬新だ。DVD搭載のピアノなど聞いたことがない。ヤマハのピアノ100周年を記念した特別モデルだが、時代を反映した一台ということもできるだろう。今までのピアノは決して「古さ」を感じさせない。何年経ってもピアノであることに変わりない。しかし、このピアノは時代を経れば「旧機種」と呼ばれることになるだろう。そういった意味で「儚さ」を含んでいる。おそらく10年経てばさらに進化したものを出すことになるだろうし、技術力は絶えず進化していることを明確に実感することになるだろう。工場の中で繊細な作業工程を見たときに、改めてピアノという楽器の凄さを実感した。あの音はホンモノしか出せない。そのホンモノを作れる会社がここにあること、それを自社の中でデジタルと結びつけるという一見矛盾した発想を上手く消化することができること、そういった意味で柔軟性を抱え込んだ会社であることを改めて認識した次第だ。さて、浜名湖で食事をし、クルージングを楽しんだ我々は、浜松駅付近の飲み屋で飲み会へと突入した。なかなか全国各地津々浦々から集まっているようで話題は尽きない。オールナイト組もいるようで大いに盛り上がった。そうして、新幹線で帰宅。とても充実した楽しい一日だった。

2000年7月22日 夏の計画。

さて、夏休みだ。と書いてみたが、実際にはその前に前期テストがある。卒業単位がかかっている年次だけあって、気のゆるむ暇なしの毎日だ。正直な話、4年にもなって単位が残っているということ、誠に情けない。それはさておき、学生生活最後の夏休みだ。すでに就職している友人から見ればこれだけまとまった休みをもらえることが大変羨ましく映るようだ。それならば活用しない手はない。彼らには悪いが遊ばせてもらう。しかし、計画は特に立てていない。先手必勝とはよく言ったものだが、まさに出遅れた状態。バーゲン最終日に残るのはサイズの合わないジャケットであったりする。しかも、旅行雑誌など開いたこともない自分にとって、意味不明の評価基準や値段とサービスなど想像もつかない。いつも「夏はアウトドア」なのだが、ちょっとばかり豪勢にしてみようとするとこう戸惑う。そして月日ばかりが過ぎていく。こうして夏休みも終わるのではないか、と頭の中で警鐘を鳴らしつつ、遠くに出かけることを諦め、近場で過ごすことにしよう。そうしてインターネット。非常に便利な時代だ。ホテルの予約をスイスイとこなし、電車の時刻表、料金までバッチリと検索できる。あとはその日を待つのみ。

2000年7月7日 ホンモノの音楽と。

ブルックナーの交響曲第7番を聴いた。演奏はカラヤン&ウィーンフィルだ。多くのレコーディングを残しているカラヤンだが、これは彼の亡くなる年の1989年に録音された最期の録音である。最晩年、彼はウィーンフィルを多く指揮した。彼の手兵であったベルリンフィルとはまた違う、重厚で温かなサウンドを響かせる伝統のウィーンフィルと共に、彼は感情を素直に音楽へと吐露するようになった。その最期の結晶としてブルックナーの7番がある。室内楽のように親密にそして素朴に響くサウンドの中で彼は何を想っていたのだろうか。ブルックナーの尊敬するワーグナーの死を予感して書かれた第2楽章を中心に非常に悲しげな雰囲気の曲となっている。それがカラヤン自身の死の予見なのか、最後の盤だけあって複雑な思いを抱かせる一枚だ。ブルックナーには賛否両論が存在するが、僕はその世界観が非常に好きだ。まるで暗闇に光が降り注ぐ、そんな感じのする音楽だからだ。ただ、初心者にはあまり勧められない。クラシックに慣れていない人にはその長さに退屈を感じるだろう。続いて第8番を聴く。ブルックナーは時間を優雅に切り取って、そう、我々に至福のひとときを与えてくれているのだ。その世界は誰も否定することはできない。僕自身はクラシック以外にもポップスなど色々なジャンルの音楽を聴く。だからこそ、クラシックを毛嫌いする人は勿体無いことをしているなとつくづく思う。僕自身の音楽経験において、クラシックは作曲の大きな前提ともなっている。長い年月を経て今でも世界各地で演奏される巨匠たちの音楽だ。そこから学びとるものが多いのは至極当然といえるだろう。まねごとの多い音楽業界の中で、残っていく人と落ちぶれていく人の差はここにもあるのではないかという気がする。本物とイミテーション、それすら区別がつかないようならば自分の耳を磨いたほうがいいだろう。そのためにはまず聴くことだ。特定のジャンルに固執していては自分自身も見えなくなる。自国の文化を知るために外国の文化を学ぶのと同様、どれだけたくさんの音楽と親しみ合えるか、それがどんなに幸福かを気づいたときに本物が見えてくるはずだ。

2000年7月3日 金儲け?

インターネットを利用したビジネスのご案内、といった類のメールが届くようになった。差出人はプロバイダの名前を剥き出しにした方々、初心者であろう。大概匿名のメールアドレスを取得してそこから流すものだが、彼らにはその術を知らないのか。全くの無防備ぶりに呆れ返る。そもそも内容自体も馬鹿々しい。ねずみ講とは違うことばかりを強調し、法律的にも問題ないということを証明する。それで儲かるかを冷静に考えればあり得ないのに妄想ばかりを追った結果がそのメールとなって流れてくる。おそらくメールアドレスを記載したリストがあるのだろう。作者宛にも数通が違う差出人から届いている。よって差出人に「要らない」という旨を伝えても解決策にはならない。リストの作成者を特定するのはそう困難ではないにせよ、メールを送っただけで法律的にはどうというわけでない。それはともかく、うまい話などあるはずがない。字面だけでは名画の良し悪しはわからない。そこを逆手にとって隠された穴があなたの命取りになる。見えるのは破産の文字ではないだろうか。騙されるのは人の勝手だが、人を騙すのは大きな問題だということをしっかりと認識して欲しい。

2000年6月18日 著作権保護対応

先日、bitmusic対応のデータをダウンロード購入した。圧縮方式はATRAC3である。MDの規格の親戚といえばいいかもしれない。まず最初に専用のプレーヤーをダウンロードしてセットアップする。データは当然ながら著作権保護対応なのでそれに対応したプレーヤーが必要なのだ。その後、サイトから曲を購入するという手順だ。やはりダウンロードに時間が掛かる。いくら圧縮してあるとはいえ3MB程度の容量がある。音質はもちろんCDレベルのクオルティだ。値段が350円ぐらいでシングルCDのA面だけで良いという人には手軽な感じだ。問題は、データのコピーはできないこと。これは著作権保護の観点からは歓迎すべきとしても、パソコンを再セットアップしたらもう再生できないのである。つまりパソコン上にライブラリを作っても壊れてしまったらすべては水の泡となる。この点、やはり別のメディアに保存する必要があるだろう。この形式での音楽配信が果たして成功するかどうかは不明だが、自宅に居ながら聴きたい曲を聴きたい時に購入できるという点は大きい。

2000年6月6日 アディエマス

アディエマスのベストアルバム「THE BEST OF ADIEMUS」 を購入した。きっかけとなったのは「the most relaxing feel」(東芝EMI)というアルバムだ。この一曲目にアディエマスの「世紀を越えて」という NHKスペシャルで使用された曲が収められている。どこか民族的な、それでいて荘厳な聖歌のような響き、人の声がこんなに心地よいものであったのかと再発見させてくれるアルバムだ。アディエマスはカール・ジェンキンスとミリアム・ストックリーをメインとしたユニットで、歌詞は造語(存在しない言葉)で書かれている。それだけにどこか中性的な不思議な世界観を持っている。透き通るような歌声も魅力だ。美しい旋律に卓越した和声の進行を持つこのアルバムだが、カテゴライズするのに困ってしまう。クラシカルに近いが、そうでもない。ポップスかといえばそうでもない。今までのカテゴリーを越えた自由な表現と言えるだろう。日常の喧騒とストレス、疲れた人に是非ともお勧めできる一枚だ。

2000年5月22日 少年

またしても少年の犯行。自分と同い年の人間の凶行につられて。17歳をまるで犯罪を犯せる最後の年齢と勘違いしているのではないだろうか。それなりの報いもあること、充分に理解した上での行動とは到底思えない。考えが単純だ。おそらく、自分の思った通りに事が運ばないことに苛立つのだと思う。それをどこに反発するかを常に考えているに違いない。自分のプライドにかけて…とね。しかし、残念ながら被害者が出ている。わがままな自己中心的な人間であることだけをアピールして、警察へと連行される。決まって反省の色が見えないから答えは明確だ。自分がこの世の中で特別な存在だと思っているのではないだろうか。悩みが多い年齢でもある。考えはひとつの線しか見ていない。一歩置いて眺めれば回答が見つかるかもしれないのに、一歩先へ進んでしまう。それを被害者から見たらどう映るだろうか。恨みは恐ろしいものだ。凶行を犯した人間に対して、その被害者や関係者はどう対応するだろうか。復讐、その2文字は消えないだろう。自分を自分で追い込んで自爆する行為は弱い者が行うのだ。この弱い者を世間はいつまでも覚えてくれはしない。つまり、自分の名を犯罪で世間にアピールするには非常に軟弱といえる。消えたらもう終わりなんだ。現実にリセットボタンはない。立派に生きている他の17歳のためにも。

2000年5月6日 ゲーム

横浜のゲームセンターへと行ってきた。ボウリング場とバッティングセンターが併設してある某所だ。久しぶりにバットを振り回してきた。最近の……というのかどうかはわからないが、電光掲示でピッチャーの絵が映し出される。それが投球し、打つ際のタイミングがつかみやすくなっているのだ。300円を投入し、スカッとバッティングを楽しんだ。もうひとつ。番号の書かれた「的」にボールを当てるゲームもあった。テレビ等でよく見かけるアレである。野球のピッチング、テニス、バスケ、サッカーと種類も多い。僕もピッチングとバスケットに挑戦してみた。しかし、残念ながらビンゴとはならずジュースをゲットするにはいたらなかったが、なかなか面白かった。僕はテレビゲームをほとんどやらない人間だから、こういう単純な体を使ったものの方が溶け込みやすい。ただ、普段使っていない筋肉を準備体操なしに使うわけだから、翌日筋肉痛に悩んでしまう。改めて自分の運動不足を実感したりする。小学時代、地元の少年野球チームに所属していた頃が懐かしい。父親に連れられて通ったのがバッティングセンターだった。しかしその甲斐もむなしく、実戦で空を切るバットに親父は失望したことだろう。こうして年を経てバッターボックスに再び立つというのも面白いものだ。初心にかえって、芯を突いて飛んでいく打球には何とも言えぬ快さがある。

2000年4月20日 就職活動性精神疲労と特効薬

就職のための面接という重圧。もちろん、苦ではないが楽でもない。自分自身の将来を決めるわけだから真剣である。精神的な疲労度は毎日積み重なっていく。いろいろな質問、答えようにも「緊張」が口を塞ぐ。後になれば答えられたものもこの場の雰囲気に威圧される。僕は原稿を読むような「表面的な」答え方をしたくない。就職活動にあわせて自らを美化する人間にもなりたくない。自分の言葉でしっかりと語りたいのだ。しかし終わってみると自分自身の話したいことを100%語れたとは言い難い。職種・業種分野もなかなか1つに絞ることは難しい。自分自身のやりたいことは1つではないし、それだけのために一生を終わらせたくない。けれど当然ながら自分の体はひとつしかない。柔軟性のある会社を探すか、自らが立ち上げるか。しかし、後者を選んだとしても「社会経験」のない自分にはどう出てよいものか。面接を受けた会社の中に、説明会で「就職活動は自分自身の営業である」と言われた。確かにそうだ。会社側には需要があって、その需要に見合った商品(人)を望んでいる。ここに適さなければ、そもそも会社側は購入してくれない。自分が何をできるか、それがアピールできなければ会社側としても判断しかねるだろう。あとはセンスの問題だ。同じカラーを持った会社に自分自身も売り込んでいきたいし、それがゴールでなく、その先に何が見えるか。そう考えつつ就職活動を展開していきたいと思う。

2000年3月27日 アルバム

久しぶりにCDを購入した。東芝EMIから発売されている the most relaxingfeelというアルバムだ。テレビCMを時々見かけるのでご存知の方も多いだろう。緑色の森林をイメージしたジャケット、その中に全18曲の心休まる音楽が収録されている。テレビ番組のテーマ曲から映画のサントラなど、いろいろなジャンルの音楽で構成されている。アディエマスの「世紀を越えて」、姫神の「神々の詩」など名曲揃いだ。こうしたオムニバスもたまにはいいなと思う。日常の喧騒を逃れ、ひとり目を閉じて流れてくる音楽に身を委ねれば、心も安らぐというもの。最近の、巷に溢れる音楽には「作っているな」と感じさせるものが多い。そうしたサウンドにはどうしてもストレスを感じてしまう。だから、このアルバムのように自然に響くサウンドの良さは貴重に思えた。ややアジア風なのも新鮮だ。いろいろなジャンルの音楽を聴くことはとても重要だと思う。特に幼少のころにどんな音楽を聴いてきたか、それが後々のセンスを決定するともいえるだろう。ただ単純に音楽を中毒のように愛するのではなくて、どんな音楽であっても楽しく聴ける達人へとなれば、いろいろな発見があるはずだ。今日の朝はクラシック、昼はポップス、夜は民族音楽。気分に合わせた音楽のコーディネイトが可能になる。

2000年3月27日 初心者マーク

僕が運転免許を取得したのが昨年4月。そして中古の軽自動車を格安で取得して安全運転を心がけてきた。そして来月には無事初心者を卒業できる。週に4日は運転しているので大分上達したはずだ。まだまだ課題はあるものの、道さえ覚えれば支障はないレベルになった。今のところ無事故無違反である(当然か)。マニュアル車ということもあって運転は面倒だが、それなりに面白さを感じている。次回購入するのはオートマチック車かなとも考えるが、これはどうも選択に迷うところだ。例えれば、りんごを皮むくのに皮むき器を使うか、あるいは包丁でこなすかといったところだ。技を磨くならマニュアル車だろう。しかし、次の購入を考える前にまだまだマイカーも現役だ。大した走行距離にはなっていないし、まずはこれで技を磨くことにしよう。軽自動車だけに小回り、燃費の良さは気に入っている。若干、安定感に欠けることやパワー不足も、普通に街中を走っている分には問題ないだろう。初心者卒業まであと1ヶ月を切った。それまでも、それからも。無事故、無違反の憧れのゴールド免許を目指してみたいと思う。

2000年2月28日 死と変容

リヒャルト・シュトラウスという作曲家の作品に交響詩「死と変容」という曲がある。30分弱の長い曲だが、僕はこの曲が非常に気に入っている。非常に暗い導入部から始まり激しい強奏、これを繰り返し、やがて1つの帰結点へとたどり着く。何かを超えた心地よい世界観がそこには描かれている。自分自身、まだ死を恐れるような年代ではないが、意識には漠然とした思いがある。こうして人生を80年として4分の1を終えた今、自分を大切にしようとする意思が自動的に働く。これが自分自身の行動にブレーキをかけるのだ。一生は短い。とは年輩の人たちより言われてきたことだ。では、この短い生涯の中で何を残せるか。そう考えることがある。漠然と、ただ空気を吸って生きていたのでは二酸化炭素しか残せない。これは誰にでも残せるものだ。僕は別に使命感が湧いている訳ではないが、時間がどれほど貴重かをよく考えるのだ。しかし、まだ答えは出ない。出せない。日常生活の流れるスピードは思ったより速いと感じる。それを客観的に眺めるといかに無駄なことが多いかがわかる。氾濫する情報の中で踊らされている人間は何もマスコミだけではない。我々が滑稽なピエロのごとく弄ばれている。しかし、それが幸せならばそれでいい。それが幸せでないと悟った瞬間、我々の「明日」が見当たらなくなる。そうした時に死へのタイムリミットはいくつになっているだろうか。そう考えるのが怖いのである。いつの時代も人は何かを残そうとしてきた。自分自身の存在理由を証明するために。では、何を残せるか。答えはそう簡単に出ない。けれど逆に、自分自身が現実社会で直面している問題がいかに小さなことかがよくわかる。だから乗り越えられるはずだ。しかし「死」だけは乗り越えることが出来ない。だから、とらわれる必要は無いのだ。自分自身の行動へのブレーキをどれだけ緩められるか。

2000年2月19日 携帯電話でインターネット

インターネットに携帯電話からアクセスできるということでDocomoのiモードやJ-PHONE のJ-SkyWebサービスが話題となっているが、正直な話、使えるモノだろうか。例えば、時刻表や路線乗換え情報などはPCからおこなえば良い話しだし、銀行振込やチケットの予約なども同様の話である。ただ、補助的な役割としてみれば携帯電話一つでインターネットアクセスが可能な点は心強い。まず、メールが典型的な例だ。家にPCがあり、そこに届くメールをチェックするには何より家に帰宅しなければならない。しかし、あらかじめ転送メールサービスで転送先を携帯電話のアドレスとPCのアドレスにしておけば、リアルタイムにメールが携帯電話で受信できることになる。今のところ、時間を争うメールは無いにせよ、メールを確認したという返信を行えば、電子メールの欠点を補うことが出来る。携帯電話同士のメールサービスは今や常識とまで言われているが、インターネットにまで勢力を拡大したことは無意味ではなかろう。そして WEBにまでアクセス可能になったものの、実際には制限が多い。通信速度、画面サイズ、カラーなどの点で制限がある。今後、W-CDMAという携帯電話の世界規格が2001年4月より開始される。これによって携帯電話はますます便利になるだろう。まさに目が離せない業界の一つである。

2000年2月9日 J-SkyWeb

"J-SkyWebサービスとはJ-PHONE が提供するインターネット接続環境のことである。接続料金はリクエスト、リプライのデータ量に課金される。つまり、時間を気にすることなく、ゆっくりとコンテンツを眺めることができるのだ。しかし、データは最大6Kbyteまでしか扱えないことになっているので、このサイトはほとんど表示できないことになる。最大で3000文字の情報量が限界だ。せっかく新しい携帯電話がこれに対応しているのだから、このJ-SkyWebサービスに対応したサイトを作ってみようと思い立った。まず、J-PHONE のサイトから扱えるHTMLタグについて学ぶ。おおよそ記述は普通のホームページと同じ。オリジナルのタグがいくつかあったり、扱えないタグも多々あるが、単純に組むだけなら充分といえるだろう。注意すべき点は画像ファイルである。一般にホームページで使われている画像形式(GIF,JPEG)は読みこめない。PNG 形式の画像ファイルを作成する必要がある。画像コンバータ等で減色、保存形式の変更を行えばいいのだが、ここで確認したいのは画像ファイルのサイズだ。HTMLに画像を埋め込む場合、「画像+HTML」の合計が6Kbyteを超えてはいけないのである。着メロについては、WindowsあるいはMac上に編集エディタがあればそれを使えばいいのだが、無い場合は携帯電話で作成した後、メールに添付してPCに送る。そうすると拡張子 SMDというファイルが送られてくるので、これにHTMLからリンクを張ればいい。ただ、きちんと再生できない場合もあるようだ。あとはJ-PHONE 内蔵の絵文字を使えば、画像を使わずともそれなりに見た目が良くなる。しかし、当然ながらPCからだと「文字化け」のようにしか見えないので注意したい。絵文字の表示方法については、実際に絵文字を使用しているページのソースコードからコピーするか、コード表を入手していただきたい。さて、作成したHTMLだが、「携帯するホームページ」として役に立つ知識を盛り込んでいきたい。時刻表やスポット情報など、時間があれば追加していく予定だ。"

2000年1月25日 携帯電話

携帯電話を買い換えた。今まではJ-PHONE DP-134というケンウッド製の端末を使用してきたのだが、そろそろバッテリーの持ちも悪くなり、通話に支障をきたすような雑音も増えてきた。これではいけない、と思いながらも何とか使ってきたのだがもう限界であった。そろそろ引退か。そこで先日、J-PHONE のホームページから買い換えの手続きをしてみた。実に便利な時代、自宅で携帯電話の買い換えまで出来てしまう。まさにインターネットの実力というべきだろうか。今回購入したのはSHARP製のJ-SH02 である。256 色カラー液晶を搭載したモデルで、単体でインターネットのアクセスも可能(もちろん専用に書かれたHTMLでなければダメ)という代物だ。カラー液晶は技術的にいうと半透過型のSTN液晶である。当然TFTより劣るがそれでもきれいな発色だ。若干暗いという印象があるが、濃度の調整などでカバーできるだろう。また、液晶に特化したLCフォントを搭載しているため、文字は結構見やすい。J-Sky サービスの対応機ということもあって機能は豊富である。さて、とりあえずマニュアルに取り組むこととしよう。操作方法がわからないと宝の持ち腐れである。そしてJ-SkyWeb用のコンテンツでも暇があれば作成してみたい。近いうちに対応するだろう。

2000年1月23日 就職活動

大学の後期試験も終わった。果たして単位が無事取れているかどうか、いささか不安な結果待ちである。これから2月を迎えると就職活動が本格化する。各企業への資料請求、セミナー参加と忙しい毎日になりそうだ。後期試験が終わったという実感がわかないのは就職活動が控えているからかもしれない。自己分析、一般常識、SPIと就職活動関連の書籍が目に付く。未だ購入する気になれないのは現実逃避だろうか。あっという間に過ぎた3年間に煮え切らない部分があることは承知の上である。そうした中で新天地に身を投じる気にならないのは自然なことだ。しかし、時間の流れがある。ようやく手に取ったのはある資格取得のための書籍だ。これを片手に大学生活に区切りをつけようと思う。これは僕なりの意地であるし、そうしないことには卒業した気にもならないだろう。そして就職活動。僕にはどの環境であってもそれなりの成果を上げる自信はある。頭は使うためにあるのだ。単なる重りであってはいけないし、飾りであってもいけない。しかし、社会に出たことはないから、まずは鍛錬が必要なことも承知の上である。こうした中で自分が活かせる企業がいい。おごる平家は久しからず。おごる企業はいずれ潰れる。そうでなくとも潰してみせる。そんな覚悟は自分の中にある。心細い我々を温かく迎えてくれる企業をぜひ見つけてみたい。

2000年1月2日 New Year 2000!

いよいよ西暦2000年となった。各地でミレニアムイベントが催され、賑わいを見せたようだ。今年はコンピュータの2000年問題もあり、一部では緊迫感もあった。しかし、現在までの報告では「特に何事も無く安全宣言」だそうだ。ホッとした方も多いだろうが、今まで深刻ぶりをアピールしてきた(便乗?!)スーパーの2000年対策ゾーンは早々な撤退を余儀なくされる。さて、どんな年になるだろうか。経済的には景気回復、就職活動中の学生には無事内定を、受験生には合格を。様々な願いが多くかなう年になるといい。
Gladly, like the heavenly bodiesWhich He set on their coursesThrough the splendour of the firmament;Thus, brothers, you should run your race,As a hero going to conquest."