過去の話題
〜1998年〜2004年までの日記(のようなもの)です。
現在、更新はブログにて行っています。
>単品販売してもらえないだろうか。というぐらいの出来。
これはSo-netが用意しているインターネットカラオケについてコメントしたものだが、このソフトウェアシンセサイザがMIDIに対応してオンライン販売されている。さらにKORG,Roland,YAMAHAなどの高品位MIDI Dataも約7,500曲登録され、新MIDIサイトとして誕生したのである。やはりプロの腕は素晴らしい。特にハードウェア音源を持っている人はぜひダウンロードして聴いてみることをお勧めする。
その2 毒をもって毒を制す
毒物による犯罪が続いている。ちょっと前までは、少年による刃物を使った事件が問題になったが今は毒物がブームであるらしい。マスコミに簡単に感化される現代人の虚しい姿が浮かび上がってきて非常に腹立たしい。もちろんマスコミの過剰なまでの報道と演出にも問題があるだろう、とマスコミが言っていたぐらいである。青酸化合物にしても亜ヒ酸にしても簡単に手に入るものではないだろう。そうなると代わりに例の偽やせ薬のような稚拙な犯罪を犯すのか。まあ、これは馬鹿な学生の仕業だろうが、毒物にはナイフのように返り血を浴びないとか、凶器が残らないといった利点がある。しかし毒物は入手が困難なために、犯人の特定がしやすい。つまり、毒を持った犯人が自らの毒に侵される日は遠くない。
その3 埃
いつもは掃除しないベッドの下を掃除した。おおよそ半年に一度は掃除するのだが、ここには収納スペースがある。けれどすぐに埃っぽくなってしまうので特に必要ない資料とかを保管してある。もちろんこの時、埃は見事なまでに堆積。掃除機でそっと吸い取って、一度要らない資料を整理することにした。主にカタログである。高校時代よりカタログを眺めるのが好きだった。当時(今もだが)貧乏学生で欲しいものがあっても買えない。だからせめてカタログだけでも眺めてあれこれ思案するのである。もちろん冷蔵庫とか洗濯機のカタログではなく、オーディオ製品や、コンピュータ、音源や電子ピアノのカタログだ。ちょっと前の音源のカタログが出てきた。まだSC55-mk2、SC-88VL、SC-88の時代だ。平成6年となっているので高校時代に貰ってきたものだろう。当時、高くて手が届かなかった音源は、現在ここにあるし、欲しいものは必ず手にしてきたわけだ。埃の堆積とともに時間は確実に堆積してきた、そんな感じがする。ただ、堆積した埃は誰にでも見えるけれど、堆積した時間は自分にしか見えない。余談) 当時の「ミュージ郎 88Pro」に付属している音源は「SC-88Pro」ではない。
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1998年12月25日 年末
いよいよ年末を迎えた。今年もいろいろなことがあった。僕にとって今年はインターネットを開始した年で、そこから様々な経験を得た。そしてサイトの運営開始からまもなく1年。その間いろいろな人とネットで出会い、そして悲しいことに別れてもいった。インターネットのウェブページは自分自身の表現の場として最適な環境と言えただろう。実際に会ったこともない人から有り難いコメントを頂いたり、冷静な批評を頂いたり、それは自分自身を見つめ直すのにも役に立った。もちろんオフライン上での生活もそれなりに大変だった。大学生活にバイト生活そして自分の時間。時間をどう切り分けるかに苦労した一年だった。特にピアノを弾く時間がほとんどなかったことには残念で仕方ない。さて来年、まずは大学の後期試験が控えている。しばらくは全力投球で乗り切るしかない。その後に待つ長い春休みのために。1998年12月12日 懐古
世間ではクリスマスモードに突入した。その後には正月が控えていて25日と26日では街に雰囲気ががらりと変わる。この様子は見ていて慌ただしい。明治時代、文明開化というのが盛んに言われ、都市部では急速な西欧化が進められた。が、当時の文化人は口を揃えて曰く「和洋折衷はありえない」。西欧諸国は科学の国であり、人間と自然を対置する、しかし日本においては自然との共存、つまり和の心である。つまり日本の精神の中に西欧の風を持ちこむのは、そもそも無理がある相容れない関係だ…ということだ。現代において、環境を破壊し尽くす日本人に自然との共存などという意思があるのかわからないが、やはり根底にはそういうものがあるのだろう。西欧への憧れがクリスマスによって表現され、和への懐古が正月へと表れる。しかし、最近では正月にコマを回したり、凧を揚げたりという風景が見られないのが残念だ。最近の子供達はコタツでプレステが正月の行事なのだろうか。1998年12月1日 師走
僧侶が忙しく走り回る様からその名がついた師走。カレンダーも残り一枚となり来年のカレンダーをどこで手に入れようかなどと考えているところだ。デパートに足を踏み入れれば、そこにはクリスマスの飾りに彩られたスペースがあって各種グッズなどが取り揃えられている。横浜そごうの前には恒例の白いクリスマスツリーのゲートが設置され、煌びやかな電飾は目に眩しい。僕はクリスマス当日より、こうした準備の期間が非常に好きである。街が洋風に変わって、この景色は非常に綺麗だ。街にはクリスマスキャロルが流れ、どことなく和やかな雰囲気にさせられる。しかし、こう落ち着いている場合ではない。本当に忙しくなる季節なのだ。大学でのレポートやテストの準備、年末恒例の大掃除にアルバイト。この季節は現実と夢の入り混じった、そんな風に思う。1998年11月22日 MIDIサイト
"9月6日のこの欄で僕は以下のように書いた。>このソフトウェアシンセサイザ、Faith という会社が作っているようだが>単品販売してもらえないだろうか。というぐらいの出来。
これはSo-netが用意しているインターネットカラオケについてコメントしたものだが、このソフトウェアシンセサイザがMIDIに対応してオンライン販売されている。さらにKORG,Roland,YAMAHAなどの高品位MIDI Dataも約7,500曲登録され、新MIDIサイトとして誕生したのである。やはりプロの腕は素晴らしい。特にハードウェア音源を持っている人はぜひダウンロードして聴いてみることをお勧めする。
1998年11月11日 高校生と煙草
最近の高校生は辺りを気にせず平然と煙草を吸っている。先日、横浜駅前の交番付近で馬鹿な高校生が集団で補導されていた。おおよそ「吸ってない」とむなしい抵抗をした後、交番内で吐露するのだろう。未成年者の喫煙は法律にて禁じられているわけだから、それなりの処分があるはずだ。しかし高校の制服姿で煙草を吸う仕草はカッコ悪い。僕の友人は街角でそういう高校生を見かけたら警察に通報するよと言っている。大人を前に堂々と吸うのは止めたほうがいいね。それに煙草は背伸びして嗜むほどのものではない。高校生のモラルの低下が言われているが、タバコによる健康上の問題や援助交際によるエイズなどの感染。どれも自分自身に降りかかってくる問題だ。どうせ大人の言うことなんて聞かないだろうから、あとで後悔することになるわけだ。1998年11月8日 シェアウェア
Win Grooveというシェアウェアがある。いわゆるソフトウェアシンセサイザだが音はなかなか良い。少し機械的なサウンドだがストレートに伸びてくる感じ。作者の音へのこだわりを感じさせる逸品だ。30日間の試用が可能なので試してみるといいだろう。しかし、このソフトはある問題で騒がれた。Win Grooveのユーザ登録を行う際に特定の不正ユーザIDと特定の不正パスワードを使用すると、ハードディスクの内容を消去してしまうというのだ。作者は、不正ユーザー対策のために試作したものが、正式版に紛れ込んだ「事故」と表現している。しかし現在、作者のサイトにアップされているプログラムについてはこのような問題ない。確かに作者の気持ちはよくわかる。だが、シェアウェアの送金手段が少し面倒であったりして、ついついそういう不正ID、パスワードに手を出してしまうユーザーがいるのである。もちろん作者の立場からすると許せないことだろう。このような立派なソフトウェアシンセサイザがシェアウェアであることに意義は無い。けれどもこの「事故」については少し残念だ。かといって今後もこれに限らずシェアウェアの不正使用ユーザは途絶えないだろう。それもまた残念である。1998年11月1日 横浜
横浜ベイスターズの38年ぶりの日本一によって横浜は活気に溢れた。これによる経済効果はかなりあったはずだ。ちょうど日本シリーズ優勝と国体が重なったため、ジャージ姿で観光する選手たちもしばしば見られた。大学へ通うために毎日横浜へと通う自分でさえ、この混雑さには驚いたものだ。特に横浜そごう前の大魔神社(横浜ベイスターズの優勝を祈願して設置)前はカメラを持った観光客で溢れ、賽銭がつぎつぎと投げ込まれていた。商店街もここぞとばかり商品をワゴンに押し込み、売上げを出していた。さて、僕はどうか。優勝セールに足を運んでみたもののお金を使う気は起こらなかった。レジに並ぶ長蛇の列。店員の声、BGMの大音量。少し疲れそうな街の気配に敬遠していたのかもしれない。店員をバッターに例えるなら、お金をストライクゾーンに叩き込むのが惜しかったのだ。さて、横浜が野球に染まる中、フリューゲルスとマリノスの合併。世の中はまだまだ不景気である。1998年10月19日 CD
CDの棚を覗きこんでいたところ、あるCDを見つけた。確かに以前購入したものだ。しかし購入したことを忘れていた。それはバッハのブランデンブルグ協奏曲なのだが、最近CD屋で新譜が出たときに「買おうかな、無かったし」と思っていた。買わなくて正解だったのだが、どうしたものか。最近はクラシックを聴く暇がなくて(そもそも演奏時間が長いし)買った時のままCDの棚に並べられることが多い。これではいけないと、早速聴いてみた。やはり落ち着くものだ。バロック音楽は素朴ながらうまくツボに入る。音楽療法などでよくバロック音楽が取り上げられるが、これには確かにと思う。1998年10月17日 ピアノ
最近はピアノを弾いていない。本当は弾きたいのだが、時間がかみ合わない。真夜中でもジャジャンと盛大に鳴らせる環境であれば、こうした不満は持たないのであるが、日本の住宅事情、家庭の事情を考えればそうもいかない。そこで、本格的な電子ピアノを購入しようと思っている。最近の技術は素晴らしく、鍵盤の重さまでこだわって作っていたり(各音微妙に重さが違う)タッチレスポンスもかなり絶妙な域に入っている。その代わり価格も高いのだが、本物のコンサート・グランドを買うよりはもちろん安い。うちのアップライトピアノは十何年と使ってきたものだけに、愛着はある。指がこの鍵盤に馴染んでしまった。他のピアノを弾くときに音の違いとか、タッチの違いなどに納得がいかないことがあるが、このピアノだけは弾いていて落ち着ける。ピアニストのホロヴィッツやワイセンベルクは自分のピアノをコンサート会場まで運ばせるのだが、この気持ちはよく分かる。1998年10月1日 秋雨
秋雨が降っている。しばらくスッキリしない天候が続くようだ。こんな日は家でゴロゴロしたい気分である。さて、新しいソフトウェアCakewalk Home Studio7を購入した。DTM用のソフトで比較的安価ながらも使いやすいソフトである。この Home Studioの他にも上位版のProfessionalと Pro Audioがある。基本操作は同じなので単にMIDIを扱うのであれば Home Studioで足りる。今まで同ソフトのVersion6.0を使用していたが、新しいバージョンからは「コンソールウィンドウ」がついたり、インターフェイスが改良されたりと、最初はちょっと戸惑うかもしれない。ついでにホイールマウスを購入した。いわゆるインテリマウスの互換機(?!)でUSB接続するものを選んだ。初めてUSBポートを使用してみたが、つないだ途端に自動的にコンピュータが反応してドライバを読み込みはじめる。これはホットプラグという機能である。使ってみた感想としてはUSBマウスの方がPS/2マウスよりカーソルが滑らかに動く。そしてホイールは結構使いやすい。1998年9月26日 横浜のCDショップ
僕はクラシックなどのCDをおおよそ輸入盤で探す。が、輸入盤まで置いてあるところはあまり多くない。高校時代は小田原のEPO内にあるTaharaというCD屋で探していたが、今やクラシックのコーナーは縮小してしまった。あとは藤沢の東急ハンズ地下にあるTaharaか OPAにあるタワーレコード、横浜だったらHMVか新星堂である。しかし最近になって駅ビルのルミネ4階にTaharaが誕生した。輸入盤は店によって値段が違うので足を使って一番安いところで買う。また、モノによってはなかなか見つからないのもある。だから店はたくさんあったほうがいい。しかしTaharaは勢力を伸ばしてきた感がある。ちょっとだけ高いんだけどね。ちょっとした幸せである。1998年9月24日 ウィンドウズ98その2
Windows98 導入してからやや動作が不安定になった。アップグレード版の宿命といったところか。時々ソフトウェアが応答せず、強制終了しなければならないことがある。これならIE4.01+95の環境のほうが良かったりもする。しかし、戻れないのだ。FAT32の環境では Windows95はインストールできないのである。まあ厳密には出来ないこともないが非常に遠回りになってしまう。そうなると解決策が用意されているはずだ。いろいろやってみたが、以下の方法で可能だ。1.Windows98 の環境で「起動ディスク」を作成する。(2枚)(コントロールパネルの中の「アプリケーションの追加と削除」から作成できる)2.バックアップをする。(ドライバ類もフロッピィディスク等に入れておくことを勧める)3.起動ディスク1をセットしてコンピュータを再起動する。4.出てきたメニューの「1.Start Computer with CD-ROM Support」を選ぶ。5.指示どおり起動ディスク2をセットする。6.コマンド入力モードで「format c:」 と入力し、ハードディスクを初期化。7.フォーマットが終了したら「setup」 と入力する。8.セットアップが開始する。ただし、モデム等をうまく認識しないことがあるので、一応ドライバをフロッピィディスクに入れておくことを勧める。僕の場合、モデムが不明なデバイスとして認識されていたので、それを一旦削除し、更新してドライバの場所(FD)を指定した。これで解決できる。そうして見る Windows98。とてもシンプルだ。ソフトをインストールするときは98での動作が確認されているかどうかをチェックした方がいいだろう。※実はWindows98 CD-ROM内の setup.txtに詳細が書かれている。参考にすると良い。1998年9月22日 ウィンドウズ98
ようやくMicrosoft Windows98 を導入したが、その顛末を書いておきたい。まずハードディスクの区画を切り直してからインストールしようと思った。なんとなく現在の区画設定が半端な気がしたからだ。とりあえずフロッピィディスクに主要なファイルのバックアップを行い、次にDOSモードで再起動する。FDISKを立ち上げ、一度領域をすべて削除した後、領域を再設定し、フォーマットする。最初は用語などがわかりにくいが慣れれば大丈夫だ。そしてWindows95?Windows98の順にインストールする。本当はフルパッケージ版を購入して、まっさらな状態からインストールした方がスッキリするのだが、これは経済的理由による。Windows98 のCD-ROMをセットすると自動的にメニューが出てくる。あとは表示されるメッセージにしたがって作業を進めるだけ。およそ30分ぐらいでアップデートは終了した。続いてPLUS!98をインストールする。これも問題無く終了。そしてバックアップデータを復帰させて完了なのだが、一部フロッピィディスクに不良があったようで肝心なデータが読み込めない。ここにはメールデータが入ってるので焦ったが、何度か試行錯誤しなんとか復帰できた。さて、生まれ変わった我が環境だが、「95+IE」と大した差は無い。デザインにちょっとした変更が見られるものの、操作的な変更点は無いので戸惑うことは無いだろう。確かにアプリケーションの起動時間は多少速くなっている。結論はまだ言えないが、今のところ95+IE4.01の環境で比較的安定している人はアップグレードする必要は……、無いかもしれない。1998年9月21日 後期授業開始
いよいよというか、ようやく大学の後期授業が始まった。いつも始まったばかりの頃は休講が多いので、無駄足になるかと思われたが、行かないことには休講を知ることはできない。いつものように電車に乗って大学に到着したが、ちょっと雰囲気が変わっている。耐震工事を行ったようで、斜めに渡された柱が目に付く。8号館などはちょっと現代的に生まれ変わった。ただ、いろいろな場所で女子トイレを増設したため今まで広かったスペースは狭くなっている。例によって3限休講だったので久しぶりに横浜を探索する。ここでWindows98 を購入。その顛末は次回。1998年9月6日 その1 インターネットカラオケ
So-netが用意しているインターネットカラオケ KaraOK!を利用してみた。ソフトウェアシンセサイザと専用のカラオケソフトは無料でダウンロードができる。曲は一曲あたり150円と安いほうだ。そしてSo-net会員以外でも利用できる。実際に数曲、購入(ダウンロード)してみた。まずは付属のソフトウェア音源で聴いてみる。驚いたことに良い!このソフトウェアシンセサイザ、Faith という会社が作っているようだが単品販売してもらえないだろうか。というぐらいの出来。さらにバックコーラス入りのデータもある。ダウンロードに少し時間がかかるがより本格的なサウンドが楽しめる。しかし、残念なことにダウンロードした曲のデータはもちろんMIDIではない。もちろん一度ダウンロードしたデータはいつでも何度でも再生できるのだが、独自の形式を取っていてバックアップや複製が出来ないようになっている。(ダウンロードしたデータは7日間まで再ダウンロード可能)さらにブラウザと連携した操作体系であるがゆえにわかりづらいところもある。だが、家庭で立派なカラオケの環境が揃ってしまったのだ。世の中便利になったものだ。その2 毒をもって毒を制す
毒物による犯罪が続いている。ちょっと前までは、少年による刃物を使った事件が問題になったが今は毒物がブームであるらしい。マスコミに簡単に感化される現代人の虚しい姿が浮かび上がってきて非常に腹立たしい。もちろんマスコミの過剰なまでの報道と演出にも問題があるだろう、とマスコミが言っていたぐらいである。青酸化合物にしても亜ヒ酸にしても簡単に手に入るものではないだろう。そうなると代わりに例の偽やせ薬のような稚拙な犯罪を犯すのか。まあ、これは馬鹿な学生の仕業だろうが、毒物にはナイフのように返り血を浴びないとか、凶器が残らないといった利点がある。しかし毒物は入手が困難なために、犯人の特定がしやすい。つまり、毒を持った犯人が自らの毒に侵される日は遠くない。
その3 埃
いつもは掃除しないベッドの下を掃除した。おおよそ半年に一度は掃除するのだが、ここには収納スペースがある。けれどすぐに埃っぽくなってしまうので特に必要ない資料とかを保管してある。もちろんこの時、埃は見事なまでに堆積。掃除機でそっと吸い取って、一度要らない資料を整理することにした。主にカタログである。高校時代よりカタログを眺めるのが好きだった。当時(今もだが)貧乏学生で欲しいものがあっても買えない。だからせめてカタログだけでも眺めてあれこれ思案するのである。もちろん冷蔵庫とか洗濯機のカタログではなく、オーディオ製品や、コンピュータ、音源や電子ピアノのカタログだ。ちょっと前の音源のカタログが出てきた。まだSC55-mk2、SC-88VL、SC-88の時代だ。平成6年となっているので高校時代に貰ってきたものだろう。当時、高くて手が届かなかった音源は、現在ここにあるし、欲しいものは必ず手にしてきたわけだ。埃の堆積とともに時間は確実に堆積してきた、そんな感じがする。ただ、堆積した埃は誰にでも見えるけれど、堆積した時間は自分にしか見えない。余談) 当時の「ミュージ郎 88Pro」に付属している音源は「SC-88Pro」ではない。