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過去の話題

1998年〜2004年までの日記(のようなもの)です。
 現在、更新はブログにて行っています。

2003年12月31日 総括

今年もいろいろなことがあった。そして多くの人に支えられつつも、少し疲れた一年だった。仕事においては、全てを一人で乗り切らなければならない重圧。せめて悩みを共有できる仲間が欲しかった。注文する人間は多くあっても、全てこなすことは難しい。天才ならともかく、凡人には限界がある。来年のテーマは「ゆとり」だ。飽和状態を打開すべく、一つは限界点を引き上げること。今までの作業で効率の悪い部分、管理の行き届いていない部分にメスを入れ、しっかり計画的に組み立てて行く。具体的作業は原点に立ち返り、メモ魔と化すこと、手帳をつけること。そして、図を描くことだ。そして、次に「No」を言うことだ。「Yes」だけでは身が持たない。今年の反省点は来年につなげ、来年の今頃、ニッコリ笑えるように。

2003年12月29日 DVD±R/RW

念願のDVD±R/RWドライブを購入した。PLEXTORのPX-708Aで、+Rなら8倍速で書き込めるという高速ドライブだ。最近、データ量も多くなり、特に動画などのバックアップにCD-Rでは役不足だ。今回購入したのは内蔵型なので、早速換装してみた。結果としてはなかなか良いドライブだ。試しに音楽PVを焼いてみたが、ちゃんとPlayStation2でも再生できた。また、CCCDの読み込み具合もよろしい。添付のソフトも最新版で、特にDVD書き込みソフト「PowerProducer」の出来が良い。と、ハードウェアを強化したものの、そろそろシステムの調子も悪くなってきた。というわけで、ほぼ半日かけてシステムを再セットアップした。各ソフトも最新のバージョンにアップし、これでしばらくは大丈夫だ。

2003年12月8日 廃車

乗り慣れた車を廃車にした。初めてのマイカーだったわけだが、車検が迫っていることもあって思い切った。 4速マニュアルの軽自動車で、車内は狭く、集中ドアロックはなく、パワステもなく、さらにガソリン給油口も手動で鍵で開けるタイプ、エアコンもなかなか効かないといった問題児だった。免許を取ってから、この車が「練習台」となって、いろいろなところへ出かけた。思い出のある車だけにちょいと寂しい気もする。今は親の車を借りて出かけているが、ちょいと不便だ。早いところ、マイカーを購入せねば。

2003年11月30日 ストレスと。

最近、かなりストレスが貯まっている。仕事においては周りのイライラが伝染し、大変良くない空気になっている。言葉で自分を防衛し、相手に傷を与え、自分の安堵を保っている。実に不快だ。しかし、何か解消法はあるものか、と考えるだけでストレスだ。忘れることにした。忘れるためにはナニ者の侵入も許さない自分の場所を作るほか無い。まずは思いっきり寝た。14時間は眠っていただろうか。頭はボンヤリしている。このモヤモヤとした感じを吹き飛ばすべく、次にピアノを弾きまくった。思ったよりも指が動く。意のままに、浮かび上がったメロディを指が表現する。楽譜はいらない。感情の起伏がそのまま音楽になる。そうして1時間もしたら大分スッキリとした。心を落ち着かせること、以前からピアノを弾いてきたが、そうするとストレス要因の全てが小さく見える。音楽とは本当に良いものです。

2003年10月19日 G-SHOCK

いつも愛用しているオメガ・スピードマスターが故障の危機に見舞われた。寒い雨の日だったが、内部が結露してしまった。時計としては致命的な錆へとつながる深刻な症状だ。早速、修理へと出すことにした。この手の機械式は部品も高価なため、見積額によっては新品が買えるかも知れない。そんな中、狂わない「電波時計」の存在に気を引かれている。電波時計とは、日本に 2つある基地局から発せられる電波をキャッチし、正確な時間を保つというもので、誤差は10万年に 1秒という驚異的な精度だ。私は目覚まし用の電波時計を使用しているが、かなり信頼できる。時計の時刻あわせには便利だ。特に機械式時計の精度はクォーツに比べて劣るため、若干「進む」傾向にある。そこで、持ち運べる電波時計として、腕時計を考えてみた。候補は「壊れない」「止まらない」「狂わない」のG-SHOCKだ。正直なところ、重そうなイメージがあった。よって鞄にくくりつけることを前提に型を選定し、シンプルな三つ目モデルのGW-500J-8JFに決めた。価格は2万円弱程度だ。ところが、実際に手にしてみると軽い。分厚いのは致し方ないが、装着感は悪くない。時計の修理が終わるまで付けてみることにした。デジタル表示の時計は実に10年ぶりだ。「正確な時間を知ることができる」それだけのことだが、さらに、止まらない、壊れない安心感は実にうれしい。

2003年10月12日 Opera

インターネットブラウザ 「Opera」を導入してみた。動作が軽く多機能、タブ型ブラウザとしては有名な存在だ。HTMLの表示も独自エンジンで、ウェブの標準規格を忠実に再現する。インターネット関連の仕事をする上で、当然ブラウザは欠かせない。これがより便利になれば仕事もはかどる(?!)はず。以前よりタブ型ブラウザは気になっていたが、その多くはIEのコンポーネントを使用している。よって、単純にIEの機能拡張にとどまっているが、Opera は、より便利な操作性を兼ね備えている。例えば一ページ戻る場合、マウスを右クリックしたまま左クリックでOKなのだ。これが実に快適で、多くのページを行ったり来たりする場合などは、その有り難みがよく分かる。また、面白いのがズーム機能で、通常は文字だけの拡大縮小が、画像を含めて拡大縮小できる。なお、このソフトは無料でも使えるが、その場合は右上に広告が表示される。ライセンスを取得すればこれが無くなる。画面のカスタマイズも柔軟で、気に入ったら是非、購入をお勧めする。しばらく使っていくうちにその良さが分かる。

2003年9月21日 ONKYO INTEC155 BASE-A10

ホームシアター 5.1ch対応のオーディオ機器が多く発売される中、多くの場合は、その設置に困惑する。また、住宅事情的にも大音響は厳しい。しかしながら、その困難に立ち向かってでも、得られる成果や満足度は大きい。将来のためにその楽しみは取っておくとして、通常 2chの環境を再考した。まず、メインで利用しているONKYO FR-S77の性能だ。アナログ、デジタルと入出力系統が大変充実しており、音も悪くない。低音が不足気味に感じるが、このクラスの製品の中では間違いなく最良の部類に入るだろう。とはいえ、高音域の透明度や、全体的な臨場感は若干物足りない。下に書いたBOSEのWaveRadio/CDにメリハリで負ける部分もある。そんな中、目をつけたのがONKYOのINTECシリーズだ。横幅(mm)に応じて155、205、275とラインナップがあるが、一番コンパクトな155シリーズを選んでみた。そのサイズとデザインが気に入ったのと、音質もなかなか良いらしい。そして、実際に聴いてみた。まずは、一体型の X-A7Xだが、正直なところ、音は今ひとつだった。高域・低域の調整が出来るが、どうしても平面的な音だ。クリアだが、立体感・奥行きが感じられなかった。FR-SX9も聴いてみたが、質感は良いものの、ちょっと明瞭性に欠けるように思えた。頭を抱えつつ、BASE-A10を試聴してみたところ、音楽の立体感と質感ともに良く、確かにサイズを越えた表現力を持っている。ちょうど隣に置いてあった高級オーディオ群とは比較の次元が違うが、自分の部屋(六畳)で聴くには丁度良い。ウーハーは以前のものを流用することにして、BASE-A10(CD+チューナーアンプ+スピーカー)にMDデッキを付けて購入した。デザインもシンプルで無駄なボタンは無い。某メーカーの様な電動ギミックや派手なイルミネーションはもちろん皆無。スピーカーの木目と、シルバーのボディのコントラストが美しい。大人のちょっとした贅沢品という感じだ。まだまだエージングは済んでいないが、これから気長に秋の夜長をこれで楽しむことにしよう。

2003年9月19日 BOSE WaveRadio/CD

"雑誌広告などで良く目にするBOSE製品の一つ。それが WaveRadioだ。百科事典程のコンパクトな設置面積から、大型ステレオを思わせる迫力あるサウンドが鳴り響く。 「Acoustic Wave Guide」という管共鳴を利用したテクノロジーで、この製品にも68cmの共鳴管が収まっている。このため、小さなスピーカーでは表現できない豊かな低音が表現できるのだ。多くの著名人が愛用し、しかも購入から14日以内であれば、返品も出来る。BOSEの自信の表れだ。それは69,800円という価格からも言えることで、気軽にポンと購入できるものではない。当然ながら買い手の期待も大きく膨らむ。しかも、この製品は通販専用となっているため、値引きは期待できない。また、中古オークションでも比較的高値で取引されているのだ。そこでこの度、挑戦状(注文票)をBOSEに叩きつけて(送って)みた。ネットでの注文はスムーズで決済も多様。一週間程度と見ていた納期も、たった 3日で届く。発送案内メールが無かったからかもしれないが、実に迅速な対応だ。箱は小さい。梱包は大変シンプルだ。中には予想以上に小さい本体が収まっている。重さはあるが、どこへでも置けるサイズだ。しかも、このスッキリとしたデザインが大変良い。日本のラジカセの安っぽいデザインではない。色はグラファイトグレーにした。肝心な音質だが、このサイズのスピーカーからはあり得ない低音が広がる。音量を上げても破綻しないし、逆に小さな音量でも低音がしっかりと響いてくる。全体的に高域が弱い気もするが、気軽に構えず聴く分には合格点だ。サイズを超えたサウンドであることは間違いない。ただし、左右スピーカーの間隔が狭いため、音の広がり感(ステレオ感)は無い。また聴くソースによって得意不得意がある。機構的には大変面白い。CDプレーヤの蓋は乗っかっているだけで、カチッというロックは無い。(若干不安を感じる部分ではある)また、電源を切る時には自動的にボリュームが下がったり、暗くなるとディスプレイの自動調光機能が働いたりと、結構凝っている。アラーム機能も実に豊富で便利だ。残念な点は、取っ手とヘッドフォン端子が無いことだが、それをカバーするだけの魅力は十分にある。一週間ほど使ってみたが、果たして万人にお勧めできるかどうか。正直なところ、メインの音響機器として利用するには入出力系統が少なく弱い。BGM 感覚で気軽に聴く場合や、夜中など音量を落として聴く場合などには実に丁度良い存在だ。"

2003年9月4日 AMステレオラジオ

部屋を整理をしていたら、AMステレオラジオが出てきた。Panasonic製のPLLシンセサイザーラジオで、スピーカーを内蔵している。アラーム機能があり、しばらく目覚まし時計代わりに使っていたことを思い出した。ちょうどAMステレオ放送が始まった頃に買ったものなので、10年ほど前のものになるのだが、今も問題なく動いている。中学生の頃、自分でトランジスタラジオを組み立てて、それがキッカケでラジオを聴くようになった。夜寝る前、布団の中でラジオを聴いていたのだが、CDが買えない中学生には丁度良い情報源だった。そして、AMステレオ放送が始まり、その良さがCMなどで盛んにアピールされていた。野球中継や音楽を臨場感たっぷりに味わえますとか、見事策略にハマり、AMステレオ対応のラジオが欲しくなったのだ。そして、ようやくの思いで手に入れた、ラジオ、それがこのラジオだ。だいぶ傷ついているが、それだけ熱心に聴いていたということだろう。最近はラジオを聴くことは少なくなったが、ラジオというツールには「情報」を手にしているという充足感がある。しかし、最近はAMステレオ対応ラジオが実に少ない。どのカタログを見ても、あのAMステレオのロゴが見当たらないのだ。モノラルの方がクリアに聞き取れるということもあるが、ヘッドフォンで聴くには、ステレオならではの広がりがあった方が良いと思う。復活を望む声も多いようだ。となると、手元にあるラジオはある意味、貴重なものとなりそうだ。これからも大切に使っていきたいと思う。

2003年7月30日 incase MoyaPak

以前、ネットで注文してとても気に入った鞄がある。incase MoyaPak Deluxe という鞄で、ちょっとした外出時にはいつも携帯している。incaseはNike&IDEO出身デザイナーが核になりサンフランシスコにて設立された気鋭のデザインスタジオで、主に Apple製品を持ち運ぶための数々の製品を手がけている。その美しさと品質の高さには定評があり、私も愛用者の一人だ。MoyaPak Deluxeは肩掛け縦型のメッセンジャータイプでよく練られた機能とデザインが特徴のバッグだ。その MoyaPakに新製品(Incase Nylon)が現れた。従来のタイプはちょっとした外出にちょうど良い小さめのサイズだったが、会社通勤には若干物足りない。新しいタイプは幅が広くなり、全体的な厚みも増した。ただし、ショック吸収型ポケット(B5ノートPC用)が予め内蔵されている(取り外し不可)ため、あまり分厚いものは入らない。ノートPCを持ち歩かない人にとっては使いにくい仕様だが、ポケットの数は多く、上手に整理すれば、実に便利な鞄となる。肩掛けベルトはクッションが付き、ホールド感も良い。縫合も丁寧で丈夫な作りだ。あとは雨に対する性能だが、ランドセルのような構造のため、両サイドからの浸水が心配だ。よほどの土砂降りでなければ大丈夫だろう。MoyaPak DeluxeもIncase Nylonもお勧めできる鞄だ。Deluxeはサイトから情報が無くなっているうえ、生産終了が予定されているらしい。まだ取り扱っているサイトも多いので、今の機会がオススメだ。http://www.goincase.com/

2003年6月28日 Linux Zaurus

去年の冬、雑誌だったか、ネットだったかは覚えていないが、興味を持った製品がある。SHARP のZaurus SL-C700だ。システム液晶を採用し、大変コンパクトなサイズながらVGA表示 (640×480)が可能で、かつキーボードが付いている。液晶部分を反転させると、タテ型の閲覧スタイルに変えられる。今まで PDAは、Genio(PocketPC)とJornada(HandheldPC)を使い分けてきたのだが、その必要もなくなりそうだ。何よりPocetPCの4倍の表示能力を持っている点が大きい。しかも、大変くっきりと綺麗に表示される。ただし、問題点があったのだ。「遅い」ということ。どのレビュー記事を見ても同様の指摘がある。また、メモリ不足によって処理が行えなかったりと、完成度がイマイチだった。それで、しばらく忘れることにしたのだが…。その間、PocketPCを売却した。Jornada は原稿書きのために残してあるが、常に持ち歩いてはいない。そして、出た。従来の欠点を解消した 2機種が発表された。両者の違いは、記録メモリの容量と、バッテリ、添付ソフトだ。購入したのは、先に発売されたSL-C750 だが、上位機のスペックは「私的に」必要ないと判断したためだ。早速、使ってみたが、まず液晶画面が美しい。さすが液晶のシャープだ。文字が大変細かいが、くっきりと表示されている。また、各ソフトの動作も「遅い」とは感じない。設定方法もPocketPCに比べ簡単だ。キーボードはクセがあるが、これは仕方ないところだろう。しばらくはいろいろと遊んでもみることにしよう。

2003年6月27日 DVD再生環境

最近、コンピュータ周りの音楽再生環境を整えた。最近はホームシアターが普及しているが、さすがに私の部屋(6畳)では5.1chのスピーカーを設置するのは難しい。そこで、YAMAHAのAP-U70を導入し、バーチャル5.1chの環境を組み立ててみた。この製品、スピーカー 2本、もしくはヘッドフォンで仮想的にサラウンド表現をするものだが、手軽な割に結構良く出来ている。通常の2ch の音声の場合も、イコライザーやDSP(デジタル・サウンドフィールド・プロセッサー) で音響空間を変えられる。DVD の再生の場合は特に明らかで、後方定位感もしっかりと実現している。入出力端子も豊富なのが有り難い。入力は光×2(PC、AUX1)、同軸×1(PC)、アナログ×3(PC、AUX1、AUX2)、出力は光×1、アナログ×1、ウーファー、スピーカー、ヘッドフォンとなっている。最近、DVD ソフトも安価になってきた。X枚買うと1枚タダというのもある。映画館でお金を払って大画面・大音響も捨てがたいが、自分のペースでゆったりと観られるホームシアターもなかなかなものだ。

2003年6月1日 ユニバーサルスタジオ

久しぶりに大阪のユニバーサルスタジオ・ジャパンに行ってきた。たまたま出張で大阪へ行く機会があったので、有給を取って遊んできたのだ。当日は快晴、もう夏の陽気だ。照りつける太陽がとても暑い。こう暑いと順番待ちも大変過酷だが、前回よりもだいぶ空いていた。平日ということもあるが、30分も待てば乗れた。バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライドから始まり、ジュラシック・パーク、ジョーズ、ターミネーター2:3-D、バックドラフト、ザ・ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウエスト・スタントショー、E.T.アドベンチャーなどを堪能する。特にショーは大阪ノリでとても面白かった。ディズニーランドなどに比べるとキャラクターが若干弱い感じがするが、各アトラクションは趣向が凝らしてあって、結構スリリングだ。夢の国とは対照的な世界観ではあるけれども、演出がなかなか面白い。帰りに会社用のおみやげを買う。羨まれるだろうが、敢えてそれとわかるお菓子を購入。そして自宅用に(何となく)Curious Georgeのぬいぐるみも購入してみた。久しぶりに遊び疲れて、帰りの新幹線は爆睡状態。そしてふと現実に引き戻される。「あっ、明日は仕事だ……」

2003年5月20日 ヘッドフォン

会社では、Sony製のスタジオヘッドフォンMDR-CD900ST を使っている。音質はまあまあ良いが、リスニング向きではない。自宅では、MDR-Z600を使用しているのだが、音はこもる。そろそろちゃんとしたヘッドフォンで音楽を楽しみたい、と色々探してみた。結論から言うと、AKGの K501を購入した。悩んだのは、SennheiserのHD-600だが、用途はクラシック音楽の鑑賞だ。ゆえにドンシャリ(低域、高域強調)はお断り、かつ繊細に鳴ってくれるモノが良い。Sennheiser HD-600 は「定番」としてあまりにも有名だが、正規輸入品は結構高い。また、インピーダンスが高いのも気になる。早速、クラシックを数本聴いてみる。第一印象は大変クリアだ。今まで聞こえなかった音が聞こえてくる。特に弦楽器の響きが美しい。低域が足りないという評価を耳にするが、このバランスにおいては丁度良いかも知れない。まだエージングが済んでいないので、今後どう変化するか楽しみだ。一方、ロックだが、低域不足で迫力は欠けるものの、とてもスッキリとした音だ。女性のポップスなどは比較時得意かも知れない。とはいえ、パッケージに書かれている通り、圧倒的に生楽器に向いたヘッドフォンだ。

2003年5月6日 キーボード

ウェブ関連の仕事ということもあって、会社では一日中キーボードを叩いている。ゆえにキーボードには若干うるさい。とりあえず店舗で実際に叩いてみてから、購入する。そんな中、現在のお気に入りは、JustyのJKB109Sだ。スリムキーボードとなっているが、すべてのキーは標準サイズで、四方の無駄なスペースを取り除いたタイプだ。タッチも玄人好みのメカニカルなカチカチした感じではなく、若干柔らかい感じだ。程良い打鍵感は指が疲れにくい。また、各キーのサイズも丁度良い。ところが、会社のキーボードがとうとう破損してしまった。さすがに 2年以上の酷使には耐えきれなかったのだろう。よく使うエンターキーの根元(台座)が折れて、ふらふらと安定しない。現在のところ、注意して使えば使用には問題ないが、しかし仕事道具だ。これを機に、と考え新品の購入を試みる。だが、なかなか売っていないのだ。近所の電器屋からも姿を消し、ネットでも在庫切れが多い。ようやく見つけたネット店舗で 2つ購入する。今後のことも考えての保険だ。ところが、在庫無しのお取り寄せ。仕方なく、待つことにする。

2003年4月6日 Libretto L5

外出用のモバイルコンピュータとして東芝のLibrettoを使うようになった。普段持ち歩くには若干重いのだが、サイズ重視でこうなった。富士通のLOOXやビクターのInter Linkも小さく良いのだが、信頼性という点でLibrettoに決めたのだ。しかし、Crusoeは遅いと聞いていたが、確かに遅い。標準搭載のWindows XPとの相乗効果でさらに遅いのだ。処理がワンテンポ遅れるというか、全体的にもっさりとした感じがする。というわけで、外付けCD-ROMドライブから、Windows 2000化を試みてみた。問題はビデオドライバで、ATI Mobility Radeon-M のドライバが無いのだ。仕方なく非公式のドライバで対応することになった。これでWindows 2000化は無事に成功。動作はとても速い。のだが、問題点は2つ。まず、起動に時間がかかること。WindowsXPは起動時間の大幅な短縮処理を行っている。しかし、一方のWindows 2000については短縮化をしていない。その差は、モバイルという条件化では大きなデメリットだ。さらにビデオドライバの影響か、画面表示が時々おかしい。これはあまり精神的に良くない。結局、Windows XPにリカバリしたのだった。このLibrettoの場合、リカバリはとても簡単だ。電源スイッチを押したらすぐに 「0(ゼロ)」を押す。すると、ハードディスクの隠し領域に入っているデータから自動的にリカバリが開始される。そして、Windows XPの最速チューニングを試みる。結果としてはまあまあの速さに落ち着いた。

2003年3月16日 Jornada710

"最近、PDAとしてPocketPC2002の「GENIO」を持ち歩いている。ただ正直なところ、Web の閲覧には向かない。メールのチェックはチェック程度。あの画面を眺めつつ、自分から送信することは難しい。用途は電子書籍の閲覧だったり、とにかく見るための端末だ。性能的なところでは良いのだが、画面が小さすぎる。240×320ドットの画面ではWebもメールも窮屈だ。いわゆるバーチャルディスプレイソフトも導入してみた。好きな解像度に変更できるという代物だ。しかし、大変見にくい。フォントは潰れてしまうし、何より操作性が落ちる。また動作が若干不安定に(遅く)なる。最小のハンドヘルドPCであるJornada710はPocketPC以前に購入したものだが、最近は使用頻度が落ちてきた。とはいえ、旅行や出張などで、あまりPCを持っていきたくないときにはこれが活躍する。ネットもメールも環境的にはまあまあだ。解像度は640×240ドットだが、さほど不自由はしていない。500g程度の重さなので、そんなに軽くはないのだが、平均的なB5ノートPCの3分の1だ。というわけで、いつでもどこでも起動できるメリットを活かし、まずは、家中どこでも使える無線LAN環境を導入してみることにした。CEに対応した無線LANカードもあるが、残念ながら手持ちの(余っている)LANカードは対応していない。しかし、ネットを検索すると他のドライバで動くという情報が。早速試してみるとあっさりと通信を開始した。今まで最高速度がAirH""の128Kbpsだったので、実に快適だ。描画はさすがに遅く感じるが、フォントのキャッシュを増やしてやれば結構改善する。ただ、ブラウザに対しての不満はある。いわゆる「右クリック」にあたる部分が無いのだ。「仕様」となっているが、以前のバージョンにはあったので、明らかにバグだ。仕様なので修正プログラムも出ていない。"

2003年2月25日 JetAudio

ようやくWindows XP環境にしてみた。これまで躊躇っていたが、新しいソフトはXP対応となり、数も揃ってきたのでこの辺で、というわけだ。問題は今まで使ってきたソフトウェアの動作確認だ。毎日とは言わないが、結構な頻度で昔から使っているソフトウェアがある。多くのメディアを再生してくれる「DVD/MP3 JetAudio」だ。これは実に便利だ。日常的に使う音楽ファイル、メディアをほとんど再生してくれる。また、 MP3ファイルはただ単純に再生するだけでなく、サラウンド機能やイコライザー、音響効果なども追加できる。時にはホールの音響で、カラオケの様にピッチを調整しての再生も可能だ。実に愉快だ。ところが、WindowsXP SP1の環境ではDVDの再生はできないとのこと。さらにCDDBサーバーのルックアップサービスも2003年より中止となってしまったのだ。もはや乗り換えを考えるしかない。そこで、いろいろと探してみた。主にリスニングに使うため、重要なのは音楽再生の拡張機能だ。iPod用に使用しているMusicMatchにも別売のプラグインを足せば、そのような効果を生み出すことは可能。しかし、使い慣れていない。そこで思いついた。JetAudioは元々海外のソフトだ。つまり海外版のJetAudioはどうか。www.jetaudio.comにアクセスすると、そこには新しいバージョンのソフトが置かれていた。しかも、無料。デザインも格好良くなっている。ただし、無償版の「Basic」にはMP3のエンコーダは搭載されていない。これは有償版の「Plus」を購入する必要がある。とはいえ、Basic でも前述のようなオーディオのエフェクト機能は搭載されている。また、まだ試していないが、DVDに再生も出来るらしい。MP3 のエンコード機能こそ無いものの、再生環境はなかなかだ。前バージョンのオーディオライクなインターフェイスも直感的で分かりやすかったが、ボタンが小さく、場合によっては押し間違えた。今回は再生ボタンなどは共用で、操作勝手も良くなっている。お勧めできるソフトウェアだ。

2003年2月12日 Amazon

クラシックを聴く人間は、輸入盤も聴く。しかし、洋楽の輸入盤と違って、どの店にも置いてあるわけではなく、かつ種類も膨大だ。そんなことから、ネットで検索して購入することが多い。一番大きなメリットは「試聴」できることだ。むろん全てをカバーしているわけではないが、同じ曲を違う演奏者での「聴き比べ」が出来てしまうのだ。(とはいえ、音声は若干荒いので参考程度)という流れから、まずAmazon.co.jpとなった。最近ではCDだけでなく、書籍なども注文している。実に活用頻度が高いわけは、その豊富な種類と在庫、配送までの時間が短いことのおかげだ。早いものは明後日には着く。ただし、仕事の都合、CDショップに立ち寄ることは多い。洋楽はあまり詳しくないが、試聴機展開されているものはとりあえず聴く。そして良かったら買う。それにしてもコピーコントロールCDが多くなったものだ。先々月、Emily the Strange の話題を書いたが、この洋書はAmazonで購入したものだ。そういえば、いよいよ翻訳本が出る。翻訳者が宇多田ヒカルだから、話題になるだろう。昨年末、日本唯一のオフィシャルショップに足を運んだが、在庫は物足りなかった。これを機に増えてくれると面白い。

2003年2月10日 AIBO

AIBOがバージョンアップ(成長と呼ぶべきか)を遂げて帰ってきた。内容は本体への Bluetoothモジュール取り付けを行い、リモコンのようなハンディビューワーが添付された。これで現行の機種と同等になったのだが、よりコミュニケーション機能が拡張されたのだ。ハンディビューワーでAIBOと会話も出来るほか、各種設定もこなせる。動きもますます面白い。AIBOの前足を支えてあげると、後ろ足だけで歩行したりと、とにかく可愛らしく動き回る。もう一つ AIBO-ware「お話しAIBO」も購入してみたが、これはそのまま、AIBOが喋るのだ。ロボットが喋るのはSFの世界では当たり前だが、実際に目の前にあると不思議な感じだ。とはいえ、完全な受け答えをするわけではない。AIBOが話せる言葉には限りがある。そうそう、声は昔の少女アニメに出てきそうな感じである。AIBOの楽しみには AIBO-wareによって多彩な動きをするところにある。とはいえ、基本的な設定もソフトウェアごとに最初に行う必要があり、連続性が無い。今後はそれぞれの長所を取り混ぜた、AIBO-wareが登場すると良いなぁと思う。

2003年1月2日 勝負

無事に新年を迎えた。突き刺すような寒さの中、ラジオからはカウントダウンの声が響く。そして、午前零時が訪れる。横浜港では汽笛が鳴って全てを祝福する。いつもと何ら変わりない光景、違うのは人の流れ。車を走らせながら、新年の街を観察する。寒そうに身を縮めながらも初詣へ向かう家族連れ、そして暴走するバイク、車。追いかけるパトカー。いつもなら眠るはずの夜も今日は例外だ。そうして回想する、気が付けば毎年同じことの繰り返し。地球は自転し、太陽の周りを公転する。そして生まれた暦の中で、人間もまた自転し公転する。ならば、どこへ。一年の計は元旦にあり、その回答は観察から生まれた。そして、初詣に手を合わす。忘れていたものは、将来の現実、切り開くべき未来。祈る、願うという純粋な行為。フラフラしていては何も見えない。万人に微笑みかけるだけでもいけない。いよいよ2003年、昨年末の忙しさから解放され、心も落ち着いてきた。今年こそはじっくり構えて、勝負に出てみたい。