HOME > 過去の話題(1999年)

過去の話題

1998年〜2004年までの日記(のようなもの)です。
 現在、更新はブログにて行っています。

1999年12月26日 Windows2000 RC2

いよいよ、話題のWindows 2000プレリリース版を導入してみた。とはいえ、通常のWindows 98環境を捨てるわけにはいかないので、同一パーティション内に入れてデュアルブートさせることにした。なお、肝心のWindows 2000本体は雑誌の付録に付いていたものだ。セットアップは順調。大きなトラブルもなく無事終了した。多少時間がかかるがそこはじっと待つ。CPUはMMX Pentium200MHz、64MBのメモリというやや古い環境ではあるが、ドライバ類も無事設定されてちゃんと稼動している。若干メモリが不足気味の感があるが、全体的なスピードもちょっと重いかな?という程度だ。画面はWindows 98と大きな差はなく、コントロールパネルなど微妙に違っているだけだ。さて、このWindows 2000の発売が来年の2月という。安定性の面から見ても確かに良さそうな雰囲気だ。ただ、一般ユーザーが導入するメリットがあるかどうか。とりあえず、しばらく様子を見たい。

1999年12月20日 自動車

"先日、中古の軽自動車を購入した。平成2年式のミラ(ダイハツ)だ。マニュアル車(4速)で、走行距離が32,000kmで12万円。車検代込みなのでお買い得だった。形式的には個人売買になるらしい。バイト先の店長の紹介で購入した。免許を取得したのが今年の4月半ば。それ以来自宅のオートマチック車を時々運転する程度だったのでマニュアル車は実に久しぶり。ちゃんと運転できるかどうかという不安もあったが、何とか当時の記憶を取り戻した。軽自動車なので小回りがきいて扱いやすい。しかも燃費の面でも、税金の面でも安く収まる。貧乏学生にはありがたい自動車だ。(あくまで個人的見解)しかし、足元はちょっと狭い。アクセル、ブレーキ、クラッチと踏み間違うことはないけれど、踏みにくい。さらにはパワーステアリング仕様ではないのでハンドルがちょっと重い。マニュアル車、面倒なのは坂道発進である。ずるずると後退するのは困る。坂道発進は得意とは言いかねるので、もう一度練習したいと思う。さて、せっかくの初マイカー。無事故、無違反のゴールド免許証を目指して安全運転で乗っていきたい。"

1999年12月1日 年末

2000年まであと30日ほどとなった。非常に綺麗な数字ということもあって企業のキャンペーンやテレビ番組など、やや過熱気味になることが想像できる。街にはカウントダウンの電光掲示板、まるで時限爆弾のタイマーのようだ。未だ何が起こるかわからないコンピューターの2000年問題への。いつもと変わらない夜更け。時計の針が頂点を指したとき、いったい何が起こるのか。人間自らが作り出した文明そのものが恐怖となること。そして一方でミレニアムを単純に喜ぶ人たち。こればかりは何ともコメントしようがない。

1999年11月22日 新興宗教

世紀末。変わった団体が世に現れ、変わった人たちが増える時期だという定説がある。まさにその通りか。連日、テレビマスコミを賑わせているのは熟女対決だけではない。宗教を信じる前に、自分自身の価値観を信じてみるのはどうだろうか。マインドコントロール。当たり前のように知識人はこの言葉を使う。金を集めるために組織された宗教団体は、この魔法を使って信者から金を巻き上げる。信者もそれで幸せなら働く必要などないじゃないか。セミナー会費を100万円と取られ得られるものは何なのだろうか。ひょっとしたら「死」だろうか。頭の中に、いくら良い教えを叩き込まれたからといって、それが現実に対応できるかが問題だ。つまり、妄想だけでは食べていけないのである。教訓は経験から得るものだ。はじめに現実があって教えがある。社会の「枠」に疲れた人間が宗教という別の「枠」に囚われるようでは本末転倒である。まずは自分自身を信じること、最初に述べたのはそういうわけだ。

1999年10月27日 フリーター

テレビで高卒のフリーターが増えているという特集を見た。高校を卒業してから大学に進学することが難しい人達が、就職口の減少を理由に自発的失業を望んでいるためだ。つまり、やりたいことが見つかるまでフリーターとして生活するというスタイルが浸透しつつあるのだ。しかし、アルバイトもなかなか見つからない。雇用者側もちゃんとした人を雇いたいだろうから、フリーターという「浮揚者」を扱うには抵抗がある。結局のところ親にぶら下がっている人口が増えた計算になる。努力することを馬鹿にする時代。愚かな人間が堂々と巷に溢れてきた。面倒なものはすべて排除して、しかし逆に苦境に追い込んでいることを彼らは知らないのだろうか。当然、やりたいことを掴もうにも年齢の壁はあるのだ。もちろん、教育にも問題がある。意味のない受験勉強はもうたくさんだ。本当に役に立つ知識(生きた学習)を教えてもらいたいものである。試験で生徒を切り分け、落ちこぼれた人間の受け皿はどこにあるのだろうか。一時期より改善されてきているが、学力の差は年収の差へとなる。不況の影響で大卒の雇用も減ってきている。ようやくその余波を肌で感じる時がきた。作者もそろそろ就職活動が開始する。さて、どうなることか。

1999年9月18日 ホームページ2

作曲をやる人にとってホームページはちょうどよい発表の場となる。自作の曲を誰かに聴いてもらいたいというのは必ず芽生える心境である。しかし、友達を呼んで聴いてもらうのはちょっと照れくさい。呼ばれた友達のほうも精一杯の誉め言葉を言うほかにどうしようもないだろう。ホームページはインターネットの匿名性という利点がある。僕の場合、音楽の著作権は自分の本名で主張するが、評価する側に立つ時など「匿名」という仮面をかぶることで「厳正に(素直に)」評価することができる。もちろん、本名を明かさずに素晴らしい作品を公開されている方も沢山いる。見知らぬ人からいろいろな感想がいただけるのは非常にありがたい。これからもご意見、ご感想などお気軽にお寄せください。

1999年9月5日 ホームページ

最近は個人でホームページを持つ人が増えてきた。僕もその一人だが、デザインや作り方などについて訊かれることが多い。確かにホームページは持つべきものだと思う。人それぞれのスタイルで作られたホームページにはそれなりの価値がある。ワープロ感覚でHTMLが書ける作成ソフトも数多く市販されている。それなりに便利なソフトだが、純粋にHTMLタグを書いていったほうが自分の思い通りに書ける場合が多い。当然、タグをある程度把握する必要があるが、HTMLタグの解説書を片手に奮闘すればいい。最初、僕はInternetExplorerに付属のFront PageExpress という無料のソフトで書いていたのだが「無駄なタグが多い」という指摘をいただき、HTMLソースを解読しながらメモ帳で編集するようになった。デザイン重視にするなら「テーブルタグ」が必須だ。文字を読みやすくするのならスタイルシートで行間を広げてみたり、背景色や文字色をいろいろと変えてみる。たとえば、背景と文字のコントラストが強いと目が疲れる。また、背景はあまり派手にせず、落ち着かせたほうが好感が持てる。あとは画像だ。写真など色数の多いものはJPEG形式で、圧縮率を少しずつ上げて保存してみる。当然画像は圧縮率に応じて劣化するが、画質的にもギリギリ満足のいく圧縮率(またはファイルサイズ)で決める。ファイルサイズを重視するなら、画像そのもののサイズも大きくせず適当なサイズにしておく。ボタンなどはGIF 形式でインタレース処理をしておくとイライラが少ない。減色するときに専用のツールを使えば画像の荒れを防ぐことができる。そして、この画像をどこに配置するかがデザインのポイントだ。テーブルタグを利用して最適なところに置いていく。新聞などの場合は対角線上と言われるが、スクロールするホームページの場合は難しい。文字列とのバランスを見ながら試行錯誤することだ。かといってあまり難しく考えると解答は出ない。とりあえず普通に配置してみて微調整しよう。あとはコンテンツだ。いかに充実させるかが一番難しい。自分の趣味の分野をコツコツと整理して組み立てる。文章能力とか、絵画力…いろいろとある。ここは他のサイトをいろいろ訪問してヒントを得よう。

1999年8月22日 ファイル

ハードディスクの中身を整理しようと思い立った。MIDIファイルもかなりの量ある。数えてみたら300ファイルを超えていた。これらはMIDIダウンロードサイトから購入したものがほとんどだ。映画音楽、クラシックから現代のポップスまでいろいろと揃っている。一曲200円程度だからかなりの金額になるはずだ。これをシーケンサで開いてみると非常に参考になる。プロが作ったものだから細かいエフェクトや楽器の選択など、勉強材料としては最適だ。違う使い道としてはカラオケやBGMとしても利用できる。MP3ファイルもいろいろとある。CDをセットし、インターネットから曲名をダウンロードできるのがうれしい。そのままエンコードボタンで自動的にMP3の出来上がりだ。音質も満足しているし、聴きたいときに聴けるのが便利だ。しかし、バックアップ。MIDIならばフロッピィに分割圧縮すれば入るが、MP3の場合は難しい。そうなるとそろそろ大容量メディアが欲しいところだ。CD-Rが個人的には欲しい。気に入った曲を音楽用として焼くこともできるし、磁気などのようにデータが消えることも考えにくい。財布の中身は相変わらず淋しいが…。

1999年8月8日 夏

目の前の中学校で耐震補強工事が始まっている。土日に休みはないらしく、朝からドンドンカンカン聞こえてくる。工事車両もズカズカと入り込んでくるので賑やかだ。さらに海水浴の客が車で来る。目当ては中学校の駐車場。ここは去年の夏は封鎖されていたが、この工事の影響か開放してある。夜になると花火の音がパンパンと響く。深夜0時過ぎても大声で談笑するモラルのない若者たち。騒音はあるけれど、気温が高いので自分の部屋には冷房を入れている。当然窓は閉めっぱなし。大して苦にならない。それに音楽を大きな音で流すと苦情の種になる。窓を閉めていたほうが安全だ。ヘッドホンも夏はムレるのだ。時間にゆとりがある分、いろいろと掃除したり整理したりと細かいことに時間を費やしている。音楽を創作するにはまずは環境から整える必要がある。すっきりとした精神状態で望みたいからだ。あちこちから響く蝉の声、いつのまにか夏がやってきたことを実感して、季節の移り変わりのはやさに驚く。空には真っ白な入道雲が浮かんで、松林の隙間から覗く海もきれいな青だ。たまには冷房のスイッチを切って夏の暑さを感じてみようか。

1999年7月15日 2枚

L'Arc~en~Ciel のアルバム2枚同時リリース、ということで友人から借りてきた。早速MP3ファイルに変換する。カセットテープは既に使用していないし、MDは持っていない。MP3 JetAudioのSoftware DSPでエフェクトがかけられることもあり何枚かのアルバムが既にコンピュータの中に入ってるのだ。arkとrayはバランス良く聴きどころがある。商売上手だねとは金持ちの談、貧乏人は借りられてラッキーという心境か。今まさに全盛期と呼ぶにふさわしいラルクの「濃さ」を感じる。両者ともに全11曲、計22曲の大迫力だ。初回限定パッケージでは歌詞カードがケースの外に付くので少々扱いにくいのだが。さて、BGMは決まった。これから大学生は前期のテストである。8月までは忙しい毎日となりそうだ。

1999年7月8日 初夏

なかなか雨の降らない梅雨が続き、七夕は晴天となった。もう夏は目の前である。大学生の身分である自分には前期テストという難関(!)が待ち構えているが、気温だけはじわじわと夏の色を演出している。プールがあれば飛び込みたい心境だ。しかし、夏休みの計画はまだ立てていない。去年の夏はただ漠然と過ごして後悔した。今年はいろいろなところに行ってみたい。しかしそこは貧乏学生、思いっきり倹約ツアーとなりそうだ。またそれもよし…か。ゼミで合宿が催され、どこかに出かけることになる。それとは別に名古屋へも出かける予定だ。夏があければ就職活動が待ち構えている。この休み期間中に下調べをしておく必要もありそうだ。このサイトをご覧になっている各企業の方々、ぜひご一報ください。何でもやります(アピールモード)。

1999年6月26日 SC-8850

"Rolandの3年ぶりに発表されたGS音源 SC-8850の実物を横浜のソフマップで見てきた。スタイリッシュな外観だ。幅はSC-88Proと同じだが、高さと奥行きが少し大きくなっている。肝心のサウンドの方は騒々しい店内ゆえ確認できなかったが、この時期のDTM雑誌には特集されているはずだ。1640音色63ドラムセット128 ボイス64パートの圧倒的なスペックを誇る。ディスプレィ部分には大型のグラフィックLCDを搭載、使用楽器の絵が表示されたりと見た目にも新しい。また、ロータリーエンコーダによって様々な操作が快適になった。SC-88Proに比べてボタンが減っているのはこのためだ。また、従来機種と同様にデータの互換性もカバーされている。SC-55 マップから88、88Pro マップと新しいSC-8850 マップが用意され、1つの切り替えボタンで対応できる。新しいGMレベル2にも対応し、これから登場するであろうGM2 スコアも正確に演奏できる。特筆すべきはUSB接続が可能な点か。シリアルポートを占有することなく接続ができる。データの転送も快適になったことだろう。なお、MIDI入出力はそれぞれ2ポートある。SC-88Proにあった前面パネルのMIDI端子は無くなった。これにともないミュージ郎シリーズも一新された。今まではCakewalkが標準のソフトウェアだったが、新しくシンガーソングライターが Mac、Win 共に採用されている。付属音源はSC-8850、SC-88Pro、SC-88STPro の三種類。キーポード付きの音源SK-88Proはミュージ郎のラインナップからは外された。(単体では購入できる)SC-8850 音源1つで定価99,800円。ソフトウェア込みのミュージ郎で115,000 円となっている。果たして高いか安いか。"

1999年6月24日 PostPet2001

ポストペットをインストールしてみた。デスクトップに愛くるしいペットが動き回るのを見ていると気分的に和む。ツボを心得て作ってあるなぁと感心してしまう。何よりメールをペットが届けるという発想が面白い。コミュニケーションのツールとして女性を中心に爆発的に普及した理由が確かにわかる。うちのペットはテディベアのオス。名前は僕のハンドルネームと同じ、おもちゃのモモぬい(ぬいぐるみ)を与えると可愛がる。まぁこれまた元気。ちょこちょこと画面内を歩き回ってる。

1999年6月19日 ミニライヴ

先日、大学の最寄り駅の商店街で元X JAPANのToshiによるミニコンサートが行われた。会場となったのは空き地と呼ぶに相応しい舗装されていない駐車場。かなり狭いスペースで、周りには古い民家や商店が立ち並ぶ。ステージは店で使っているような普通のトラックの荷台。その上にパイプイスとマイク、照明などが設置されていた。本当にこんなところでコンサートやるのかといった状況だ。何しろ、今まで東京ドームなど巨大なステージで歌ってきた人である。しかも無料だ。そして時間がきて Toshiが姿を現わした。マスコミで洗脳疑惑が報じられてもう時間が経つが、その時に見た絵と同じ人がいた。なんか普通の人になってしまったような気がする。彼は「プライドを捨てたら楽になった」と言う。非常に優しい人柄という印象を受けた。ギターを弾きながら歌を歌う。聴かせる歌だった。素朴で、こんなちっぽけな会場で熱唱してくれた。複雑な心境だった。彼はこうも言った。「僕にはもう商品価値がない。それで多くの人が離れていった」と。原点に帰ることでこんなに人は変わるのかと思った。

1999年6月7日 MP3環境

MP3環境が整ってきた。NOVAC製のMP3 Jet-AudioとMusicMatch製のMP3 JUKEBOXを今回導入してみたのだ。両者 Xing Technologies社のエンコードエンジンを搭載しているので、高速なエンコードが可能である。とりあえず、操作方法がわかりやすい MP3 JUKEBOXでMP3 を作成してMP3 Jet-Audio で聴くというスタイルにしてみた。MP3 Jet-Audio で特筆すべきはSoftware DSPだろう。これによって反響効果の調整や3D効果の設定などができる。まるでライヴのような臨場感を再現することも可能だ。また、曲のジャンルによって最適なイコライザが予めプリセットされているので自然なサウンドを手軽に楽しめる。デザインもオーディオパネル風で、コンピュータをそのままオーディオとして扱う感覚だ。残念なのは操作ボタンが小さく、わかりづらいところだろうか。それでも音楽CD、MIDIなどの各メディアファイルを1つのソフトで統合的に扱えるのは便利だ。ひとつ不思議なのは「このMP3 Jet-AudioではVideoCDなどの動画を扱えない」とあるのだが、扱えるのだ。ソフトを起動すると、タスクトレイにアイコンが表示される。ここをクリックするとリモコンが起動する。このリモコンにビデオのアイコンがあってここをクリックするとメイン画面にビデオプレーヤーが追加される。それで問題なく扱えるのである。メーカーの保証外というところか。MP3 JUKEBOX もなかなか便利である。難しいことを考えずに MP3が作成されるので、作成はこっちで行っている。初心者にも簡単に使える親切な設計だ。これだけ高品位なサウンドだけに著作権問題も厳しい。市販音楽CDをエンコードした MP3は個人で楽しむほかは使用できない。つい先日も18歳の少年が著作権侵害で逮捕された。くれぐれもインターネットにアップしないよう。

1999年5月20日 モバイル

先日、シャープのコモミュニケーションパルという製品を購入した。携帯電話と接続して電子メールやインターネットが楽しめるというツールだ。操作体系は独特だが特に使いにくいという印象は無い。ただ、携帯電話の接続速度は9600bps と遅いためインターネットをスイスイとはいかない。僕は昔から電子手帳が好きで同じシャープの液晶パッドWIZ PA-Z300とPA-Z800を使ってきた。手書き文字認識があって比較的使いやすかったのだが、これはネットとは無縁の世界。コンピュータとは赤外線通信で接続可能なものの若干面倒だ。しかしザウルスは値段がちょっと高い。最近、igeti(アイゲッティ) という名のザウルスが登場した。価格は今回購入したコミュニケーションパルとほぼ同じ。これもインターネットに接続できる。デザインも若者向けのおしゃれなデザインだ。でも、キーボードが無い。手書き文字認識機能もかなり立派なのだが、入力はやっぱり面倒。コミュニケーションパルには14mmピッチキーボードがついている。タッチタイピングはさすがに無理だが意外とスムーズに入力できるのだ。その他の機能としてはスケジュールや手書きメモ(フォトメモリー)、ワープロ等がある。英和・和英・国語辞書が無いのが惜しいが値段を考えれば妥当だろう。さて、使用した感想だが、電子メールを通じて文書を交換したり、画像データを送受信(実際には受信がメイン)できるので自分のコンピュータとの連携がとれる。例えばレポートを空き時間に作成して電子メールで自宅に送れば、あとの編集は自宅でできる。逆に保有するデータをコミュニケーションパルに送れば立派なブラウザとして機能するのだ。また、MOREソフトをインターネット等からダウンロードすることで機能を追加することができる。まだ対応のソフトは少ないが便利な機能だ。ノートパソコンが手に入るまでしばらくは使えるツールとなりそうだ。

1999年5月16日 モーツァルト

愛すべきはモーツァルト。さすがに天才の音楽は格調高い。とは書いたものの実は今までモーツァルトは好きではなかったのだ。なんとも形式的な古典派!のんびりと堂々とした<遅い>演奏にはあくびが連発し、眠気を誘いそうなほどであった。日本で特に人気のあったカール・ベームの演奏もダメ、伝統的な演奏には満足できなかった。そこでテンポの速い演奏を聴いてみるわけだが。手元にモーツァルトの後期6大交響曲を収めたCDがある。指揮者はカラヤンでベルリンフィルハーモニー管弦楽団の録音である。テンポが速いと評判だが、僕にはちょうどいいかも知れないと購入したものだ。ドイツグラモフォン輸入盤2枚組で2000円とお買い得だった。研ぎ澄まされた都会的な形式美とでも表現できようか。かつて古楽器オーケストラがブームとなり、その濁ったサウンドとは対極的な透明感あふれるサウンドだ。テンポは確かに速いが、このぐらいがちょうどよいと感じた。たいへん活気にあふれる名盤だ。40番はちょっと物足りない気がしたが。──愛すべきはモーツァルト。苦手な方にお勧めしたい1枚だ。

1999年4月17日 運転免許証

先日、公安委員会の試験場へ運転免許証を手にするために出かけた。2ヶ月と少しかかった自動車学校も無事卒業し、その最終段階だ。朝早く起きて横浜の二俣川まで電車で揺られる。午前8時30分ちょっと前に到着し、まずは受験費用と交付手続代の印紙を購入する。所定の場所に貼り付けて受付。そのまま視力の適正検査を行って集合場所へ。待つこと数分で試験会場まで案内された。かなりの人数が収容できる広い教室だった。解答用紙と問題用紙が配られ試験は開始。午前11時5分。大きな電光掲示板の前で待つ。発表は10分からだ。掲示板横の時計がゆっくりと時を刻む。その時計が9分を示したとき、電光掲示板は「これから合格者の発表をします」という表示に変わった。周囲は押し殺したざわめきに変わる。そして受験番号1番から順に点灯していく。点灯しない数字の空白が緊張感を高めていく。そして自分の番号72番が「点灯」した。合格者は2階の講習室へと案内される。2階へ通じるエスカレーターを昇り始める時、再び電光掲示板を振り返る。確かに表示された自分の番号に胸が踊る。簡単に説明があった後、免許用の写真を撮影する。これが終わると1時30分より免許の交付が始まる。それまでかなりの時間があるので周辺を散歩してみる。試験場内のコースはすごく広い。今まで自動車学校の狭いコース(特に狭い)で走ってきたのだ。そして時間は1時30分に近づいてきた。免許が交付される建物の中に入る。アナウンスが入るたびにまだかまだかと気持ちは先走る。いよいよ交付が始まった。名前を呼ばれたら取りにいく形だ。引き換えの書類と仮免許を手に持って、あせる気持ちを落ち着かせる。そして名前が呼ばれて窓口へ。手にした免許は(当然だが)小さな紙っぺらだった。けれど何とも嬉しい。思わず眺めては笑みを浮かべる。これから無事故であるよう気をつけて運転したい。

1999年3月21日 Internet Explorer 5

つい最近公開されたMicrosoft Internet Explorer 5 を早速導入してみた。これは同社のサイトWindows Updateからダウンロードできる。が、ダウンロードには結構な時間がかかるので気長に待つ。なにしろ17MBほどあるのだ。まずは専用のインストーラをダウンロードし、それを使ってIE5をセットアップする。途中で中断しても次回から修復しながらの再セットアップが可能なので少しずつ落としてもいい。セットアップが完了したら、いろいろと変更点を探ってみる。まずはプロパティを覗くと詳細設定の項目が増えていることに気づく。例えば、画像が読み込まれる前の「枠」を非表示にできたりする。また、お気に入りの管理機能も向上しているし、全体的にカスタマイズの自由度が高くなっている。面白い追加機能は「ラジオボタン」だ。これは作業をしながら、コンピュータでラジオ放送を手軽に聴けるのだ。ニッポン放送等のインターネットラジオ放送などを生中継またはオンデマンドで聞くことができる。また、メールソフトOutlookExpressも操作性が向上した。不便と感じていたところはおおよそ解消されている。けれど、変更した箇所が結構あるので最初は戸惑うかもしれない。あとは以前のバージョンと大体同じだ。

1999年3月19日 車庫入れ

現在、教習所では「車庫入れ(方向転換)」の練習中だ。これが終わったら自主経路、箱根ターンパイク、高速道路と続き、ゴールが目前となる。車庫入れについてはコツさえつかめば大丈夫のようだが、実際の駐車場に入れる場合はやはり緊張することだろう。隣にはぶつけてはいけない自動車がある。特に隣の車が黒塗りのメルセデス・ベンツやリムジンだった場合、金銭と同時に自分の首も吹っ飛ぶかも知れない(笑)。また、時間との戦いもあるだろう。後続車がある場合、素早く済ませないと苛立ちがトラブルを生むし、そこで焦ってしまえばドロ沼にはまる。さて、次は縦列駐車である。頑張って乗り越えたい。

1999年3月11日 パソコン掃除

僕の所有するDOS/Vパソコンも購入から1年4ヶ月ぐらいの日々過ぎた。途中、ディスプレィが黄色く染まる(RGBのうちBが出力されない)現象に頭を抱えたが、結局ディスプレィを開けて(高圧の電解コンデンサがあるため、感電の恐れがあるので注意)コネクタの接続を確認したら元に戻った。そんなパソコンもそろそろ汚れが目立ってきた。外側はただ水拭きしたのでは落ちない。静電気によって汚れが吸い寄せられて意外と頑固なのだ。洗剤も考えたが、内部に入り込んでは問題かも知れないと躊躇した。そこで「消しゴム」で消すという手段を採ってみた。カスが出るので面倒だが、これは落ちる。ただ、全体的に汚れているので綺麗になったところがかえって目立つのだ。仕方なく隅から隅までを消しゴムで掃除していった。おかげで消しゴムは大豆ほどの大きさになった。結論から言って非常に面倒だ。が、新品同様に綺麗になった。尚、消しカスが内部に入ると火災の原因になる恐れがあるので注意したい。分解できるところは分解して作業すれば良いのだ。とはいえ、あと半年ぐらいすれば買い換えの時期か。次はPentium III のマシンを買うことになるが、そりゃ今すぐにでも欲しいな。

1999年3月5日 MP3

最近話題のMP3フォーマットを作成する環境を整えてみた。このMP3、正式にはMPEG-1 Audio Layer 3といって音声圧縮のための国際規格である。Windows 環境での音声ファイルといえばWAVE形式が一般的だが、例えばCDと同じクオリティーで5分程度のWAVEデータの場合、およそ50MB程度のファイルサイズとなる。しかし、MP3形式であればおよそ10分の1のサイズ、5MB程度ですむのだ。まず音楽CDからWAVEデータを吸い出す。リッパーと呼ばれるソフトを使えばデジタルのまま取りこむ事ができる。CDを再生しながらWAVEレコーダーで録音したのでは「アナログ経由」となり音質は若干劣化するのだ。次にMP3エンコーダーを使用してWAVEファイルをMP3ファイルに変換する。ビットレート及びサンプリング周波数はそれぞれ 128Kbit/44.1KHzでOKだ。若干時間がかかるが無事終了したら次にID3タグを編集する。これはMP3の情報フィールドでタイトルやアーティスト等を書き込めるようになっている。そして、完成したMP3データを聴いてみよう。ちなみにエンコーダーが使用している変換エンジンによってサウンドの質は変わる。いくつか試してみることをお勧めする。ただし、著作権には気をつけたい。市販CDをエンコードした場合は、個人で楽しむ範囲にとどめよう。インターネットで公開すると法律で罰せられる恐れがある。最近ではMP3公開に対する規制も厳しくなってきているのだ。何はともあれ、CDの入れ替え無しに自分のコンピュータで音楽を楽しめて、しかもCDとクオリティーはほぼ同等というのだから凄いものだ。

1999年2月27日 運転免許

ちょうど今、僕は自動車教習所に通っている。つい先日、仮免を取得したところだ。今まで教習所内のコースをグルグルと回ってきたが、いよいよ路上に出ることになる。そして高速道路や山道などの走行なども控えている。実際にある程度乗れるようになってくると、マイカーが欲しくなる。まだ免許を取ってないので、獲らぬ狸の皮算用と笑われるかもしれないが、確かに車を見る目は変わってきたように思う。ただ詳しいスペックなどはまだわからない。自宅の車はオートマチック車である。無論、免許はマニュアル車で取っていくので仮免練習としては物足りない。それに仮に一台購入したとしても置くスペースは無いし(軽自動車ならなんとかなりそうだが)そもそもMTかATかで悩んでいる。何はともあれ3月中には免許を取得したい。そうすればゴールデンウィーク、いつもと違う世界が待っていることだろう。車の購入はまだまだ先の話だ。

1999年2月3日 S-YXG100

YAMAHAの新しいソフトシンセサイザーのS-YXG100をダウンロードしてみた。僕の環境下ではソフトVL音源機能を使えないが、ソフトSG音源機能は機能する。VL音源とは「物理モデル音源」のことで楽器の構造をエミュレートして発音するものでリアルなサウンドが特徴である。一方のSG音源は日本語音声を合成して歌わせることのできる音源である。これはなかなか面白い。これらは Plug-inオプションだが、普通の音源部分はS-YXG50 と変わりはなく、ウェーブテーブル合成による発音である。ただし、プレーヤーのデザインが変更されていてエフェクトや楽器編成の変更などがワンボタンで行えるようになっている。実際にいくつか再生してみたが、リバーブの響きの良さは特筆すべきだろう。ワンクリックで音響環境(ホール、ステージ、ルーム等)を変更でき、これが自然な感じで響いてくる。楽器編成の変更機能もなかなか面白く、テクノ調にしたりクラシック調にしたりと雰囲気を変えてみることが可能だ。新しく追加されたソフトSG音源についてはサンプル曲を聴いた限り、やや機械的な声だが、ちゃんと歌っている。カラオケデータなどに応用ができそうだ。従来のバージョンと比較するとちょっと値段が高いが、これだけの機能を考えれば妥当なところだろう。ソフトウェアシンセサイザーの乗り換え、グレードアップに丁度いいかもしれない。

1999年1月29日 長期休暇

大学の後期テストも終了し、いよいよ長期休暇に突入した。この期間を利用して普通車の免許を取得することにした。まわりの友人たちも既に取得しており、やや遅れの教習所通いということになる。最近は疲れが出ているのでできる限り休養を取っているが、かえって生活のリズムを狂わせてしまうようだ。寝過ぎは体に良くない。あんまりたくさん寝ているものだから肩こり・頭痛を引き起こしてしまった。休みは丸々2ヶ月もある。やりたいことをやっておくには充分な時間である。さて何をしようか。

1999年1月18日 一周年

当サイト運営開始より一周年を迎えた。長いようであっという間の一年であった。音楽系のサイトということもあり、いろいろな機材を揃えたり、曲を作ったり、コラムを書いたりとそれは楽しい一年だった。そして、やりたいことはまだまだある。何もインターネットに限ったことではないが、それらを少しずつ実現していきたい。

1999年1月12日 キーボード

ようやくMIDIキーボードを購入した。正式には音源を内蔵しないMIDIキーボードコントローラのことだが、僕が買ったのはRoland製のPC-180という製品だ。ずいぶん昔から発売されているらしい。説明書の操作サンプルが SC-55mkIIであることからその時期に発表されたものだろう。何故かMade in Italy だった。家に帰ってさっそく音源「SC-88Pro」と接続する。付属してあるMIDIケーブルはちょっと短いので自前のケーブルを用いた。とりあえず音源の MIDI IN Bに接続して音を出してみた。もちろん音はいつもの通りなのだが、ベロシティ・センス(強弱反応)の具合をみる。無難な反応だ。ただしキータッチが軽いのでピアノを弾くときの感覚とは多少違ったものになる。鍵盤も49鍵(4オクターブ+1)と少ないがMIDI入力用としては標準的サイズだ。操作性はどうかというと、あんまし良くない。音色を切りかえるスイッチなどはキーボードと兼用になっていて面倒だ。特に操作が難しいということはないが、音色の配置(トーン・マップ)をある程度把握していないと、例えばオーボエの音色をパッと出すのは難しい。僕はトーン・マップを印刷して机に貼りつけておいた。さてこのキーボード、これからの音楽制作に役立ちそうである。今まではマウスで一つ一つ音符を貼りつけて曲を書いていたが、これからはリアルタイム入力で作れそうだ。

1999年1月5日 文章の書き方

ここに一冊の本がある。辰濃和男著の「文章の書き方」(岩波新書)だ。朝日新聞の天声人語を1975年から88年まで書いていた方で、この本は技術論だけにとらわれず様々な観点で、文章の上手な書き方を教えてくれる。巧い文章の引用も随所に盛り込まれていて(決して硬くならずに)一気に読み切ることができる。この作者いわく、文章は心であるという。それは「確かに」と頷ける。心にないことを文章に表そうとするとやがて鍍金が剥がれてしまう。また書く意欲がない時に書く文章は無理やりになりがちだし、具体性に欠ける。いかにして生きた文章を書くかがこの本で実に良くわかる。何十年も文章と格闘してきた作者だけにそのノウハウには信頼が置ける。僕も高校時代は文章と格闘してきた。高校の新聞部の部室で鉛筆を転がしながら文章の表現や構成などに四苦八苦してきた。添削教材の小論文コースを取って勉強したこともあった。しかしいくら頭の中で立派なことを構想しても、それはただの机上の空論だ。どうしても抽象論に陥りがちで、そんな時は現場を押さえることで解決したものである。そんなこともこの本には書いてある。ところで、最近はコンピュータを利用しているためだろう、漢字が書けない。コンピュータの弊害とも言うべきか。それに自分の机の上に鉛筆はあっても消しゴムがない。それに大抵メモ程度にしか鉛筆を使わないのだ。受験時代は鉛筆をたくさん消費したものだが、最近の大学のレポートはほとんどワープロ打ちである。よく友人に「お前は字が上手いのに何故ワープロ打ちなのか?」と聞かれたものだ。僕は筆圧が高い。よって長文を書かねばならないときなど腕が疲れるのだ。つまりコンピュータのおかげで文章を書くのが肉体的に容易になったわけだ。よりたくさんの文章を書くことで自分のスタイルが生まれてくる。空欄の原稿用紙を前に格闘していた高校時代から現在まで、自分の文章は成長しているだろうか。

1999年1月1日 元旦

いよいよ新しい年を迎えた。昨年末の慌ただしさから、ふと解放される時間が訪れる。昔は一年の計は元旦にありと言ったものだが、この時間をゆっくりと年間計画に費やすのも悪くない。ただし、絵に描いた餅にならぬよう注意が必要だ。世は世紀末、そして不景気。どうにもならない現実が目の前に突きつけられている。政治に対しての不信感、どうしようもない精神不安は世紀末の特有の現象だとも言われている。しかし、我々個人から明るくならなければ世の中は救われない。Gladly, like the heavenly bodies
Which He set on their courses
Through the splendour of the firmament;
Thus, brothers, you should run your race,
As a hero going to conquest.
年末に恒例のこのフレーズ(英訳)。何度も何度も耳にしたのだから決して忘れることなく今年も乗り切りたいところ。さて、今年はどういう年になりますか。"